彩吹真央(あやぶきまお)宝塚何期?同期は?年齢や本名、身長は?性格や人気の理由、若い頃のエピソード!

日本のミュージカル界を代表する女優、彩吹真央(あやぶき まお)さんを紹介します。

彩吹真央さんは宝塚出身、超人気2番手男役スターでした。

退団後は、ミュージカル「マリー・アントワネット」などの大作や、演技力が問われる難しい小劇場系の作品まで、幅広く活躍されています。

ダンス、歌、芝居、表現力ともピカイチの実力を持つ彩吹真央さんの魅力や、宝塚時代のエピソードにぐいぐい迫ってみたいと思います。

※分からない用語があれば【宝塚用語集】をご覧くださいね。

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彩吹真央は宝塚何期?年齢、本名、身長、芸名や愛称(あだ名)の由来は?同期は誰?

彩吹真央さんは1994年3月に宝塚歌劇団に入団した80期生です。

1973年6月9日生まれ、身長は男役としてちょうどいい169センチ。特徴は足がとても長~いこと。

本名は斉藤有実子(さいとう ゆみこ)さんです。

「齋」や「斎」などの表記されることもあり、本名の正式な漢字は不明です(^^;

愛称(あだ名)は本名そのまま「ゆみこ」

芸名は、「色とりどりな表現をしたい」ということで、ご自身でつけたそうです。

その名の通り、彩吹真央さんの表現力はとても幅広く、どの役も説得力があります。

同期には、元月組トップスターの霧矢大夢(きりや ひろむ)さんがいらっしゃいます

どちらも成績優秀で華もあり、若手の頃から路線スターとして活躍されました。ふたりとも大阪出身ということもあり、お互いリスペクトしあい、仲良がいい印象です。

その他に、元花組トップ娘役の千 ほさち(せん ほさち)さん(真矢みきさんの相手役)。

人気の宝塚音楽学校受験スクールを運営する初嶺麿代(はつね まよ)さん宝塚の振付担当の百花沙里(ももか さり)さんなどがいらっしゃいます。

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彩吹真央の宝塚入団のきっかけは?宝塚受験の意外な苦労

宝塚に入るきっかけとなったのは、お母様が宝塚ファンだったからだそうです。

その影響で彩吹真央さんも小さい頃から宝塚を観て育ち、宝塚歌劇団が運営しているミュージカルスクール「宝塚コドモアテネ」に小学6年生から通われていました。

コドモアテネというのはいわゆる受験スクールというほどのものではなく、小さな子供たちが「習い事」として通うようなところです。

しかし、彩吹真央さんのように、コドモアテネ出身でタカラジェンヌになられた生徒さんもたくさんいらっしゃるようですよ。

彩吹真央さんほどの実力なら受験も一発で…と思いきや、なんと2度も不合格になられています。

あまりのショックに、一度はもう受験を諦めようと思った時期もあったそうですが、ラストチャンスでついに合格を掴み取ります。

コドモアテネで小さい頃から基礎はしっかり学んでいらっしゃったはずなのに、やはり宝塚受験というのは本当に難関なんだと思い知らされますね。

しかし、彩吹真央さんほどの人でも不合格になっているという事実は多くの受験生に「まだ諦めるには早い!」と勇気をもたらしてくれたはずです。

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彩吹真央の人気の理由、すごい実力

彩吹真央さんは、とにかく大変に高い実力の持ち主。

宝塚受験で2度も落とされたという事実が信じられないほど、下級生時代から抜擢続きでした。

入団当初は雪組に配属。入団3年目の1996年に大作『エリザベート』の黒天使役に抜擢されています。

このことから考えても、ダンサーとしても確かな実力・表現力がありました。

特に、1998年に花組に組替えになってすぐの新人公演『夜明けの序曲』ではあまりの巧さに客席がどよめいた、という伝説もあります。

『夜明けの序曲』新人公演では2番手役を務められました。

銀橋でソロを歌いながら渡る場面では、歌唱が終わってもしばらく拍手が鳴りやみませんでした。

このショーストッパーぶりに、「彩吹真央はスゴイ!」と頭角を現し、その後、新人公演主演に2度抜擢されています。

別箱公演の主演も順調に務め上げ、順調にトップスターへの道を歩んでいきます。

春野寿美礼(はるの すみれ)さんトップ時代には花組で2番手として見事なサポート力を発揮します。

春野寿美礼さんには若手の頃からかわいがられていました。特に二人の声質は相性がよく、二重唱は「耳福」とファンを喜ばせました。

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彩吹真央の性格、エピソードは?

穏やかで優しい彩吹真央さんは花組でも雪組でも慕われていました。

これだけの実力、人気を兼ね備えながらも、ご本人はいつも穏やかでニコニコと笑っているようなお人柄なので、組内からも大変人気があったようです。

「本当に大阪人?!」と思うほどのその穏やかさはまさに「癒し系」です。

「舞台上にはその人のすべてがさらけ出される」と言われますが、彩吹真央さんが演じる役はいつも繊細でした。

また、こんなかっこいいエピソードも。

元・宙組トップ娘役の陽月 華(ひづき はな)さんが明かした新人時代のこと。

初舞台を迎える新人は、ロケットダンス(ラインダンス)やフィナーレで大階段に並ぶ出番があります。

今はもうないそうですが、新人の面倒を見る「ロケットのお姉さん」という役目がありました。

お稽古中に大階段からゴロゴロと転げ落ちてしまった陽月 華さん。

その時のロケットのお姉さんをしていた彩吹さんは、階段を下から二段飛ばしで駆け上がって来て「大丈夫?」と言ってくれたとか。

陽月 華さんは、白いシャツ姿の彩吹さんのあまりのカッコよさにひそかに「白シャツの君」と呼んで慕っていたそうです。

トップクラスの実力を持つのに決して驕らず、繊細で穏やかな彩吹真央さんは本当にファンから愛されているスターさんでした。

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彩吹真央と水夏希(元雪組トップスター)の絆!親友!

彩吹真央さんは2006年に雪組に組替え。

やはり特筆すべきは、元雪組トップスター、水 夏希さんとの絆です。

水 夏希(みず なつき)さんトップ時代の雪組で、またも心強い2番手として水さんと素晴らしいタッグを見せます。

先述した『夜明けの序曲』新人公演でも、主演を務めていたのが水 夏希さんでした。

このように水さんとは花組時代にいろいろな作品で共演しています。

水さんが海外公演で組を離れていた期間に彩吹真央さんが代役を務めるなど、多くの繋がりがあります。

そののちに水さんは宙組に組替えとなり、それぞれ別の組で…と思いきや、数年後にまさか雪組で集合する日が来ようとは!

本当にご縁の強いお2人ですね。

新人公演時代からそのように主演と2番手役という絆があったからこそ、雪組での素晴らしいコンビができあがったのだろうと思います。

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彩吹真央の退団はいつ?

トップスターと2番手というのはやはりお互いに助け合い、信じ合い、高め合わなければひとつの組として輝けないものだと思います。

まさに水さん時代の雪組は、彩吹真央さんのお力あってこその輝きであったと言っていいでしょう。

彩吹真央さんは花組、雪組で2番手としてその卓越した実力と人気でそれぞれの組をしっかり支えられました。

2番手としての活躍時期は正直言って少し長すぎるくらいでした。

誰もが水 夏希さんの次に「いよいよ」と思っていましたが、なんと彩吹真央さんは水さんの退団を待たずに2番手スターのまま退団されてしまいました。

そのことに宝塚ファンの間ではショックと混乱が生まれました。理由についてはファンの間でもいろいろと憶測を呼んだ悲しいできごとでした。

彩吹真央さんの退団についての記事もごらんくださいね。

彩吹真央(あやぶきまお)退団理由は?なぜトップスターにならなかった?結婚は?現在の舞台出演や近況は?

水 夏希さんは彩吹真央さんを見送り、1作あとで退団しました。

お2人の絆は退団後も変わらず、一緒に海外旅行に何度も行ったり、Zoomでのファンミーティングも共同で行われたりしています。

水さんは彩吹真央さんのことをはっきりと「親友」と明言されていますし、お互いの舞台を観に行く様子などもたくさん目撃されています。

もはや「仕事仲間」という関係性を超えて、今や「かけがえのない人」なのでしょ

彩吹真央(あやぶきまお)さんの現在の舞台出演や近況も合わせてお読みくださいね。

コメント

  1. ケロンとるる より:

    専科に移動されると思っていた。実力から言えば、当然そうなると。でも退団されるという道を選んだスターさん。十年以上経つ今でもエスコバルを覚えている。

    • ミタカ より:

      ケロンとるる様
      ありがとうございます。ゆみこさんのエスコバル。水さんのネロとの並びと共に私もくっきりと覚えています。

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