宝塚歌劇団雪組の元男役、大原真由子(おおはら まゆこ)さん。
現在は本名で活動されていますので、「え?元タカラジェンヌなの?!」と思われる方も多いかもしれません。
現在は2.5次元ミュージカルや映像作品を中心に活躍されています。
そして現在のお美しい容姿から想像しにくいですが、大原真由子さんは、元男役です!
宝塚時代は一体どのような男役さんだったのか、その活躍ぶりを詳しくお伝えしていきます。
大原真由子は元男役!宝塚時代の芸名や愛称(あだ名)の由来、本名は?
お伝えしたように、大原真由子さんは元男役。当時の芸名は陽向春輝(ひなた はるき)さんです。雪組で活躍されていました。
愛称は「ひなた」としているサイトが多いようですが、実際にファンの間で呼ばれていたのは「たわし」でした(*^▽^*)
由来は……不明です(笑)
その個性的な愛称もあって、雪組ファンからは「たわしくん」と可愛がられていた印象です。
「ザ・男役!」というよりは、元気いっぱい!というキャラクターで、現在の大原真由子さんと印象はあまり変わらないような気がしますね。
宝塚を退団して芸能活動を再開されるにあたって、本名の「大原真由子」にしたようです。
大原真由子:年齢は何歳?身長は?何期?同期は誰?
大原真由子さんの生年月日は、6月22日。年齢はタカラジェンヌのときのまま非公表になっています。
高校には進学しているようなので、1992年〜1994年あたりの生まれ年ではないでしょうか。
身長は168センチとなっていますが、実際はもう少し低いような……?
大原真由子さんは宝塚歌劇団の99期生になります。初舞台は2013年の雪組公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』。
同期生はこのようなメンバーです。
- 美園さくら(みその さくら)/元月組トップ娘役
- 帆純まひろ(ほずみ まひろ)/元花組男役
- 野々花ひまり(ののか ひまり)/元雪組娘役
- 彩みちる(いろどり みちる)/月組娘役
- 小桜ほのか(こざくら ほのか)/専科娘役
娘役さんが多く活躍している学年ですね。特に芝居巧者の娘役さんが多く見受けられます。
男役さんでもスター候補は数名いたんですが、皆さん不思議なタイミングで退団を選ぶことが多く……。
「99期」と聞くと、「謎の99期」という印象です(^^;)
大原真由子さんもその一人と言っていいかもしれません。
大原真由子:退団はいつ?宝塚時代のエピソードは?
大原真由子さんが宝塚に入団した際の成績は20番。ちょうど真ん中ですね。
実力的には、確かに「すごく歌が上手い」「芝居上手」という抜きん出たものがあった印象はないです。
どちらかというと芸名通り明るい、華やかさで注目される個性だったように思います。
新人公演での役付きを見ても、「スター候補として検討されていたんだな」ということが分かる配役が何度かあります。
新人公演ではなく、本公演のほうでも重要な場面を任されることがあり、「たわしくん、注目株なんだな」と雪組ファンは認識していました。
しかし、入団6年目、まだ新人公演も卒業していない時期に退団を発表。2019年『ファントム』にて宝塚を卒業されました。
退団日である2月10日は、当時のトップスター望海風斗(のぞみ ふうと)さんのお名前にかけて「ふうとの日!」と退団挨拶で叫んでいたのが印象的です(*^▽^*)
実は、大原真由子は望海風斗さんの大ファンなんですって。
憧れのスターがトップの組に在籍できて、卒業を見守ってもらえるなんてもらえるなんて、幸せなことですよね。
大原真由子:退団理由はなぜ?代表作は?
男役10年といわれるように、娘役に比べて男役はスターになるまで時間がかかります。
まして入団6年目での退団なので、特に代表作と言えるようなものはまだなかったですね。とはいうものの……。
ショー作品でピックアップされていたり、ダンスが得意な若手が選抜されるワークショップ形式の別箱公演にも出演していた大原真由子さん。
やはり、元気いっぱいで華やかな容姿を買われていたことが分かります。
宝塚ファンも、このままスターとして育っていくのかなとふつうに思っていました。ところが若くして突然の退団。理由はなぜなんでしょう??
入団7年目まで出演する新人公演を卒業する前に、宝塚を退団してしまっているタカラジェンヌは少なくありません。
その理由は、大体が「他にやりたいことができた」「宝塚特有の文化が合わなかった」というのが多いような気がします。
退団後の進路はさまざまで、もちろん結婚したり、進学したり別の職業に転身するひともいます。
それなりに作品で活躍していたので、宝塚よりさらに広いエンタメの世界に挑戦するための卒業だったのでしょうか。
でも、そういうわけでもなかったようです。
大原真由子さんは、退団して間もなく始めたブログで「また舞台のお仕事をするとは思ってもいなかった」と綴っています。
このことからも、「自分は舞台に立つことが向いていない」と思っていたのかもしれませんね。
大原真由子:事務所はどこ?結婚してる?現在は2.5次元で活躍!
宝塚を退団後は、バニラモデルマネージメントというプロダクションに所属。
あまり聞き慣れない事務所だなと思いきや、意外と宝塚OGは他にも。
- 元宙組組長の美郷真也(みさと まや)さん
- 元宙組男役の月丘七央(つきおか ななお)さん
- 元星組男役の夏樹れい(なつき れい)さん
- 元宙組男役の愛海ひかる(まなみ ひかる)さん
元男役さんと積極的に契約しているようですね。全体的に若い年齢層のタレントさんが多い事務所のようです。
「モデルマネージメント」と称しているだけあって、華やかなビジュアルの大原真由子さんは、モデル系のお仕事も多いよう。
2022年はミスコンなどのコンテストに積極的に応募していたようです。
そしてなんといっても2.5次元ミュージカルでの活躍が目立ちます!
- 2022年『僕のヒーローアカデミア』
- 2022年『鬼滅の刃』
- 2024年『美少女戦士セーラームーン』
セーラームーンでは敵方の四天王のひとり、ジェダイト役ですので、男役の大原真由子さんが見られてファンは大興奮!
大原真由子さんが元タカラジェンヌだと知らない2.5次元ファンは、「あの素敵なお方は?!」と驚いた方も多かったようです。
2.5次元ミュージカルがひとつのミュージカルジャンルとして確立されたいま、扮装力に定評のある元タカラジェンヌは本当に重宝されていますね。
ちなみに、今のところ結婚のご報告は特にされていないようです。
大原真由子:舞台やテレビの出演作は?
所属事務所が映像の仕事にも強いルートを持っているのか、CMやネットドラマ、映画にも出演されている大原真由子さん。
人気クッションメーカーの『Yogibo』、イオンのウェブCM、ネットドラマでは主演を務めています。
関西万博で宝塚OGたちが公演を行った『未来へのOne Step!』にも出演されています。
宝塚100周年当時にトップスターを務めていたOGたちが大集合した『RUNWAY』でも、大原真由子さんは活躍。
その他にもソロライブや、宝塚受験スクールのダンス講師をされていた時期もあるようです。
多くのタカラジェンヌが退団後も当時の芸名で活動する中、「大原真由子」という本名で出演者一覧に並んでいると、逆に目立ちますよね(^_-)
舞台に映像にモデルにOG公演に、本当に多岐にわたる活躍をされていますね。
今や宝塚OGも本当に様々な活路がある時代ですので、枠にとらわれない活躍を期待しましょう!
コメント