澄風なぎ(すみかぜなぎ)宝塚男役!何期?同期は誰?年齢、本名は?落語心中やエリザベート出演!

宝塚歌劇団宙組の元男役、澄風なぎ(すみかぜなぎ)さん。

現在、大きな作品で脇をしっかり固める実力派の女優さんです。

ミュージカル俳優憧れの大作『エリザベート』への出演も果たし、宝塚退団後の活躍に注目が集まっています。

宝塚時代はスター路線ではなかったものの、その確かな実力で作品を支えました。

では、そんな澄風なぎさんの基本プロフィールとともに、宝塚時代のエピソードや現在の詳細をご紹介していきましょう。

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澄風なぎ:何期?同期は誰?年齢、本名、身長、芸名や愛称(あだ名)の由来は?

澄風なぎさんは宙組の99期生として活躍していました。99期生は、2013年雪組公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』で初舞台を踏んでいます。

同期生にはこんなメンバーが揃っています。

澄風なぎさんの生年月日は4月22日。生まれ年は公表していないようですが、高校には進学しているようですので、1992年~1994年の生まれではないでしょうか。

本名は「田草川ゆかり」さんです。愛称の「たっくさん」はここからきているようです。

身長は、男役さんとしては低めの167センチになります。

所属していたのは高身長さんが多い宙組ですので、ご本人も「え、私が宙組?」と、ちょっと意外な気持ちだったのではないでしょうか。

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澄風なぎ:宝塚退団理由はなぜ?いつ?事務所はどこ?柴咲コウとの関係は?結婚してる?相手は??

澄風なぎさんは2023年『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』にて宝塚を退団されました。

入団してちょうど10年での退団でした。宝塚では「男役10年」という言葉があります。

そしてこの作品で当時のトップコンビである真風涼帆(まかぜ すずほ)さんと潤 花(じゅん はな)さんも退団ということで、いろいろな意味で節目を感じたのかもしれません。

トップスターと一緒に退団となればサヨナラショーにも出演することができますので、同時退団を選ぶタカラジェンヌは多いと言えます。

近年のタカラジェンヌの退団後の進路は、特に事務所に所属せずに個人で活動する人が主流となっています。

インスタグラムなどのSNSを仕事オファーの窓口にできることがその理由のようですね。

澄風なぎさんもその一人で、特に事務所には所属せずにフリーランスで活動されています。

今のところは特に結婚のご報告はありませんので、女優としての新しい世界を楽しんでおられるようです。

退団後のお仕事はなかなか順調で、大きな作品にも出演されています。その中でも特に目を引いたのが、柴咲コウさんのコンサートへの参加。

タカラジェンヌが退団後に女優さんのコンサートに出演、というのはかなり珍しいお仕事と言えます。

調べてみると、どうやら澄風なぎさんの同期生である帆純まひろさんが、柴咲コウさんが代表を務めるプロダクションに所属していることがご縁のよう。

帆純さんもそのコンサートに出演されていたので、実力派の澄風なぎさんにも声をかけたのではないか、と想像できます。

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澄風なぎ:実力派!ダンス、歌、芝居の三拍子そろったイケおじジェンヌ!

澄風なぎさんは、男役としては身長が低いことや、お顔立ちが丸顔であることなど、トップスター路線とは少し違う立ち位置でした。

新人公演での役付きを見てみると……

  • 2018年『天は赤い河のほとり』タロス役(本役:風馬 翔)
  • 2018年『異人たちのルネサンス』ヴェロッキオ役(本役:松風 輝)
  • 2019年『オーシャンズ11』リカルド役(本役:松風 輝)
  • 2019年『エル・ハポン』レルマ公爵役(本役:凛城きら)

いわゆる「イケおじ」役を多く引き受けています。言い方を変えれば、「上手くなければ出来ない役」です。

まだ入団してすぐの若い時代、誰もがキラキラしたスター役に憧れる中、おじさん役ばかりを演じることにご本人はどう思っていたのかは分かりません。

しかし、脇をしっかり固められる実力派がいなければ舞台は完成しません。若いながらもそのような役柄を演じこなせることは、組にとってもファンにとっても「頼もしい」の一言です。

演技はもちろん、歌も大変な美声の持ち主。

丸顔なのでふっくらしている印象ですが、ダンスも基礎がしっかり叩き込まれていて、すぐれた身体能力の高さもうかがえます。

柔軟性や瞬発性の高さもすばらしく、毬(まり)のようだと思ったことがあります。

三拍子そろったスキルの高さに人間性。「どんな場面でも支えてくれる」存在が澄風なぎさんでした。

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澄風なぎ:宝塚時代の代表作やエピソードは?

特に澄風なぎさんの実力がしっかり発揮されたのは、専科の轟 悠(とどろき ゆう)さん主演の2019年『パパ・アイ・ラブ・ユー』でしょうか。

轟さんは「別格スター」として、雪組でトップスターを務めたあと、専科になんと19年も在籍した伝説のタカラジェンヌです。

轟さんは1年に1~2回、別箱公演としてお芝居のみの主演作品を上演していました。その共演者に選ばれるのは、各組の実力派ばかり。そこに澄風なぎさんも入りました。

『パパ・アイ・ラブ・ユー』は吉本新喜劇ばりのドタバタコメディーで、出演者全員が「タカラジェンヌがそこまで体はる?!」と驚くほどの体当たり演技を見せました。

出演者の人数も、轟さん以外にたった11名。全員に存分の台詞や見せ場がある作品です。

しかも、当時の澄風なぎさんは出演者の中でも下から2番目という若さながら、役柄はいちばん年上のおじいさん役!

それが演じこなせるほどの実力、ということです。

スペイン内戦を舞台にした『NEVER SAY GOODBYE』では、統一労働党(POUM)の代表アルフォン・リベラを、誠実な渋い男として熱演。

また、退団公演となった『カジノ・ロワイヤル』でもカジノの支配人として抜群の存在感を示しました。

むしろ、その役で「あの巧い人、ダレ?!え?!これで辞めちゃうの?!」と存在を知った人も多かったようです。

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澄風なぎ:現在の活躍は?落語心中、エリザほかミュージカル舞台で活躍

退団後はフリーランスながら、かなり大きな仕事をこなされています。

やはりそこは、歌も芝居もダンスもなんでもできる強みでしょう。特にミュージカル作品では「歌に強い」ことはいちばんの必須条件となります。

そこをクリアしている時点で、澄風なぎさんは有利と言っていいですね。お顔立ちも優しいので女役のビジュアルも違和感なく、低身長であることも外の世界では有利です。

退団直後は宙組OGばかりが出演した作品で手堅く女優デビューを果たし、その後もコンスタントに舞台に立ち続けています。

2025年には、大人気漫画原作のミュージカル『昭和元禄落語心中』に出演。

宝塚OGの先輩である明日海りお(あすみ りお)さんがヒロインで、共演者の中にも元雪組娘役の希良々うみさんがいらっしゃいました。

そして!いつでも満員御礼になる大人気ミュージカル『エリザベート』にも女官役で出演!

出演を夢見る舞台人は非常に多いと思いますので、フリーランスながらエリザベートへの出演を果たしたのは「さすが」というところです。

話題の『昭和元禄落語心中』と、大作『エリザベート』への出演で2025年は一気に存在感を発揮した澄風なぎさん。

今後もその実力の高さで、話題の作品に次々に出演されることでしょう。非常に楽しみです。

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