宝塚歌劇団雪組の元娘役、希良々うみ(きらら うみ)さんは、ダンスに歌に芝居に、なんでもこなせる超実力派。
入団10年目という節目に宝塚を退団し、現在も舞台を中心に大活躍されています。
そんな希良々うみさんは宝塚時代にどんな活躍をされていたのでしょうか。
よく名前が挙がる「和希そら」さんとの関係性も含めてご紹介していきます。
※分からない用語があれば【宝塚用語集】をご覧くださいね。
希良々うみ: 何期?同期は誰?本名、年齢、身長、愛称(あだ名)の由来は?
希良々うみさんは、宝塚歌劇団の記念すべき100期生になります。
初舞台は2014年の月組公演『宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!』です。
生年月日は1994年1月11日、本名は原田朋佳(はらだ ともか)さんです。
愛称は本名そのままの「ともか」。身長は162センチですので、娘役としてちょうどいい高さですね。
同期生となる100期生は、アニバーサリーイヤーにぴったりなほどスター揃い!
- 星風まどか(ほしかぜ まどか)/元宙組・花組トップ娘役
- 華 優希(はな ゆうき)/元花組トップ娘役
- 音 くり寿(おと くりす)/元花組娘役
- 聖乃あすか(せいの あすか)/花組男役スター
- 風間柚乃(かざま ゆの)/月組男役スター
- 極美 慎(きわみ しん)/星組男役スター
男役さんはちょうどこれから組の中心スターとなって活躍していく時期に入るので、100期生からトップスターが誕生する日も遠くないでしょう。
希良々うみ: 岡山出身!芸名の由来は?和希そらとの関係は?岡山出身ジェンヌはなぜ多い?
タカラジェンヌの多くは、宝塚の劇場が近い関西地方・関東地方出身です。
その中で希良々うみさんは珍しく、岡山県の出身。しかし、調べてみると実は岡山県出身のタカラジェンヌが意外と多いんです。
その筆頭が、元雪組の3番手スターで、今は舞台女優となって破竹の勢いを見せている和希そら(かずき そら)さんです!
この2人、実は岡山県にある同じ宝塚受験スクールの出身で、「詩織ちゃん(和希さんの本名)「ともか」と呼び合う仲。
和希さんは希良々うみさんの4学年上ですので、「詩織ちゃん」と呼べるのは希良々うみさんくらいでしょう。
さらに、希良々うみさんは実は「姉妹ジェンヌ」です。
星組の星咲 希(ほしざき のぞみ)さんという娘役さんが、希良々うみさんの妹さんになります。
和希さん、希良々うみ姉妹以外にも「岡山ジェンヌ」はたくさんいます。
なぜ岡山?!というと、元雪組男役だった天希かおり(あまき かおり)さんが故郷の岡山でダンススクールを開校していて、そこからたくさんのタカラジェンヌが輩出されているからです!
天希さんは宝塚時代に屈指のダンサーで、今は名コーチというわけです。
天希さんのスクール出身で宝塚に入ったタカラジェンヌは必ず芸名の中に「天」か「希」が入っているので、「岡山県出身」でその2文字のどちらかが芸名に入っていると、「天希先生の教え子だな」というのが一目で分かります(^_^)
ちなみに、天希さんの娘さんも見事、宝塚に合格!活躍の日が期待されています。
希良々うみさんと和希さんは最初、雪組と宙組で別々に活躍されていましたが、2021年に、和希さんが雪組に組替え。
ついに岡山コンビが同じ組に!
希良々うみさんはきっととても嬉しかったことと思います。
ショーで2人がデュエットダンスで組むことも度々あり、「岡山萌え」現象がファンの間では起こっていました(笑)
希良々うみ :歌唱力/ダンス/芝居の実力派!宝塚時代の代表作やエピソードは?
希良々うみさんは、将来のトップ娘役候補、いわゆる路線スターではありませんでしたが、ファンから見ればその可能性を大いに持っている娘役さんでした。
とにかく歌もダンスも芝居も、どれもハイレベル!
同じ雪組に同期生のライバルがいたわけでもなかったので、なぜ路線になれなかったのか、非常に不思議なくらいでした。
台詞やソロ歌唱がある場面を任せられることも多く、演出家にとっても非常に助かる存在だったのではないでしょうか。
新人公演では、超演技派の彩みちる(いろどり みちる)さんの役を多く務めてきたので、演技力もかなりのものをお持ちでした。
歌ウマ娘役の憧れ、エトワールも最後の全国ツアーで務めました。
なんでもトップクラスの実力を持つ希良々うみさんですが、やはりダンスは格別。
和希さんもスーパーダンサーですので、岡山コンビのデュエットダンスはいつも見応え抜群でした。
数々の名場面を残してきた希良々うみさん。お芝居の中で印象に残っているお役は、2022年『夢介千両みやげ』 のお滝でしょうか。
主人公の夢介を騙す悪女として登場。しかし、愛する男性を想うがゆえの悪行だった、と最後に許しを請う演技は素晴らしい説得力がありました。
希良々うみ: 退団はいつ?理由はなぜ?実家はお金持ち?
雪組のレベルを底上げする頼もしい存在の希良々うみさんでしたが、入団10年目という節目で退団を決めます。
退団公演は2024年『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』です。
これは当時のトップスター、彩風咲奈(あやかぜ さきな)さんの退団公演でしたので、「一緒に」という気持ちもあったように思います。
トップさんと一緒に退団すればサヨナラショーにも出られますし、宝塚の名作『ベルばら』での退団ですので、この決断には納得です。
しかし、これだけの実力を備えているタカラジェンヌはそうそういません。
できれば上級生になって雪組をまだまだ支えてほしかった、というのがファンの本音です。
希良々うみさんは姉妹ジェンヌということもあり、「一人だけでも娘を宝塚に入れるためにかなりのお金がかかるのに、2人も?!実家がお金持ちなのでは?」という噂もあるようです。
実際に、受験スクールに通うためには決して安くないお金がかかるのは事実です。
受験スクールに入る前からバレエなどを習い続けている背景を持つお嬢さんも多いので、裕福なご家庭のタカラジェンヌが多いのも事実です。
しかし、希良々うみさん姉妹のご実家は特に地元の名士であるとか、大企業のお嬢さんであるという噂は聞こえてきていません。
とはいえ、お嬢さん2人を受験スクールに通わせて、宝塚入団後もなにかと物入りになる状況を支えてこられたご実家です。
「ごく普通の一般家庭」ではないような気はしますね(^_^)
希良々うみ :結婚は?現在の活躍は?事務所はどこ?
2024年10月に宝塚を退団し、その直後にインスタグラムを開設した希良々うみさん。
今の段階では特にプロダクションに所属せず、フリーとして活動をされているようです。
インスタグラムのDMで直接仕事の依頼が受けられるので、今はフリーを選択する宝塚OGが非常に増えています。
希良々うみさんのように、歌もダンスも芝居もなんでもできるOGさんなら何かと仕事の依頼は来ますので、気楽に動けるフリーランスがちょうどいいのかもしれませんね。
その証拠に、同じ宝塚OGである明日海りお(あすみ りお)さん主演の舞台『昭和元禄落語心中』に、早々に出演されています!
明日海りおさん、山崎育三郎さん、古川雄大さんという日本ミュージカル界の真ん中に立つ面々が揃った超話題作、『昭和元禄落語心中』。
そこにキャスティングされたことは、退団後初の舞台出演作としてかなりの快挙ではないでしょうか。
実際に三味線を弾く場面などもある難易度の高い作品だったようです。
この作品への出演を皮切りに、その実力が響き渡って今後もたくさんの作品で活躍されていくように思います。
希良々うみさんはとても可愛らしいお顔立ちですし、和希そらさんも太鼓判を押す性格の良さですので、結婚もそう遠くない気がしますね。
今後、希良々うみさんのインスタグラムに和希さんが登場する日も楽しみです!
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