有沙瞳(ありさひとみ)宝塚何期?年齢や本名、同期、芸名や愛称(あだ名)は?なぜトップにならなかった?

2023年に宝塚を卒業したばかりの、元星組の有沙 瞳(ありさ ひとみ)さん。

宝塚時代はヒロインを次々に連発し、誰もが認める高い実力を誇っていました。

このままトップ娘役へまっしぐらかと思いきや…意外にもトップにならずに退団を選びました。

そこには一体どんな事情があったのでしょうか。基本プロフィールやいろいろなエピソードと共に振り返ってみたいと思います。

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有沙瞳:年齢、本名、身長、宝塚何期?同期は誰?芸名や愛称(あだ名)の由来は?

有沙 瞳さんの生年月日は、8月4日生まれというところまでしか公表されていません。

最終学歴が中卒ではないことから、高校1年生~高校3年生の修了時に宝塚音楽学校に合格していることになります。

逆算すると、1992年〜1994年生まれということになります。

本名は倉田美穂さんで、愛称は割とそのままの「くらっち」「みほ」。身長は161センチです。

有沙 瞳という芸名の由来は、舞台役者の名前は水に関するものがいいということで、「沙」の字を、字画などで「有沙」としたそうです。

「瞳」は、瞳から何かを伝えられるような、キラキラした舞台人になりたいという思いがあったようです。

有沙 瞳さんは宝塚歌劇団98期生。初舞台は2012年の宙組公演『華やかなりし日々/クライマックス』です。

同期生にはこんなメンバーが名を連ねます。

  • 真彩希帆(まあや きほ)/元雪組トップ娘役
  • 飛龍つかさ(ひりゅう つかさ)/元花組男役スター
  • 綾 凰華(あや おうか)/元雪組男役スター
  • 暁 千星(あかつき ちせい)/星組2番手スター
  • 瑠風 輝(るかぜ ひかる)/宙組3番手スター

男役さんはこれからが正念場、という学年なので、ここからトップスターが誕生する可能性は充分にありますね。

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有沙瞳:実家はお金持ち?歌唱力・ダンス・芝居とも実力派!雪組と星組で活躍

有沙 瞳さんといえば、やっぱりその実力の高さ。

宝塚の娘役は可憐なタイプやキュートなタイプが多く、若い学年で迫力のある役をこなせる娘役はかなり貴重です。

有沙 瞳さんはまさにそのタイプで、「有沙 瞳がいるからこの作品が上演できる」と演出家に言わしめたほどでした。

演技力はもちろん、歌もダンスも穴は無し。

新人公演も含めれば、ヒロイン経験はなんと8回!歌の上手な娘役の憧れであるエトワールも2回抜擢されています。

組替えは一度経験しており、入団6年目に雪組から星組へ。どちらの組でも「くらっちがいるなら百人力」と思えるほど、非常に頼もしい存在でした。

「幼少期からバレエを習っていました」というようなタカラジェンヌが多い中、なんと有沙 瞳さんは演歌出身!

だからこそ、あの高い表現力や迫力があったのかもしれません。

有沙 瞳さんは三重県の鈴鹿市出身。出身高校から見ても、ごく普通のご家庭のお嬢さんのように見えますが…実際のところは分かりません。

習い事が「演歌」というところも、なんだか親しみが持てていいですよね(^_^)

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有沙瞳:なぜ星組トップ娘役にならなかった?スポンサーは池田泉州銀行!

これだけの実力・実績を持っていたら、当然ながらファンは「いつかトップ娘役に」と思うものです。

しかも、宝塚歌劇団のメインスポンサーのひとつである池田泉州銀行のイメージガールにも抜擢されました。

このイメージガールを務めた歴代の娘役スターを見てみると…

  • 月影 瞳(76期)→雪組・星組トップ娘役
  • 陽月 華(86期)→宙組トップ娘役
  • 野々 すみ花(91期)→宙組トップ娘役
  • 伶美 うらら(95期)

トップ娘役に就任した娘役がたくさんいます。

このジンクスもあり、「くらっちもきっと!」とファンの期待を集めていった部分もありました。

しかし、男役主体の宝塚において、トップスターの相手役を決める場合、トップスターとの相性を主軸に選出されます。

娘役として成熟期を迎えた頃に、ちょうど5組の中でトップ娘役の空きが出るかどうか、それは運次第。

空きが出たとしても、そのトップスターとの相性(見た目・実力・性格など)が最重要視されます。

つまり、トップ娘役になるには、運とタイミングに非常に左右されるわけです。人気や実力だけではない部分がなかなかシビアですよね。

有沙 瞳さんが退団したのは入団12年目。

ファンとしては「まだ可能性はある!」という思いでしたが、有沙 瞳さんは退団を決めた時に「いまだ!」と思えるものがあったそうです。

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有沙瞳:退団はいつ?理由はなぜ?マリー・アントワネットほか代表的な役は?

有沙 瞳さんが退団したのは、2023年『1789-バスティーユの恋人たち-』です。

しかも、役どころはマリー・アントワネット。

宝塚におけるマリー・アントワネットといえばやはり『ベルサイユのばら』が代表作となります。

マリー・アントワネットを演じることが許されるのは、一握りの娘役のみ。アントワネットに相応しい美貌、貫禄、品格、威厳をもった娘役でないといけないからです。

たとえ作品が違っても、アントワネット役に求められるものは変わりません。

それをトップ娘役ではない有沙 瞳さんが演じたことは大変な偉業であり、超実力派である有沙 瞳という娘役の卒業に相応しい大役でした。

有沙 瞳さん自身も、「お芝居が好きだから一本モノで辞めたいな」とぼんやり考えていたときにちょうど『1789~』の上演が決まり、運命を感じたそうです。

そして担当演出家である小池修一郎氏も「有沙 瞳という役者がいたから『1789』を上演することができた」という最高の誉め言葉を残しています。

他にも、有沙 瞳さんが演じてきた役で印象的なのは……

  • 『龍の宮物語』(バウホール公演)玉姫 役
  • 『ロミオとジュリエット』乳母 役
  • 『王家に捧ぐ歌』アムネリス役

これらの役も、有沙 瞳さんの超人的な実力を見せつけ、圧倒的な存在感を放っていました。

特に玉姫とアムネリスは悪女要素のある役柄なので、これを演じ切ることのできる娘役はそうそういません。

「あまりに巧い娘役さんはトップスターを凌いでしまうから、トップ娘役にはなりにくい」

これは宝塚ファン界隈でひそかに囁かれている噂です。

男役至上主義の宝塚。トップスターが霞んでしまうほど、あまりに実力の差があることを敬遠する傾向があるのかもしれないですね。

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有沙瞳:結婚は?現在の活躍や事務所は?舞台やテレビの出演は?

2023年8月に宝塚を卒業し、なんと千秋楽の2日後にはもう仕事をしていたという有沙 瞳さん。

ご本人いわく、あまりゆっくりすることのできない性格なのだそう。

現在の所属事務所は、長良プロダクション。宝塚OGが所属する事務所としては初めて聞くプロダクション名でした。

しかし、所属タレント見てみるとなんとなく納得。演歌歌手の方が大勢いらっしゃいます!

もしかしたら、演歌を習っていたのも元々何か繋がりがあったのかもしれないですね。

退団してすぐにインスタグラムにも挑戦し、素敵な写真をたくさんアップしてくれています。

お歌の上手な宝塚OGさんはいろいろなコンサートにひっぱりだことなりますが、やっぱり有沙 瞳さんも同じく。

宝塚OGのディナーショーやコンサートにたくさん出演されています。

でも、やっぱり有沙 瞳さんのお芝居やミュージカルが観たい!

まだ舞台には出演されないのかな…とファンは首を長くして待っていましたが、ついに発表されました!

2024年4月~5月にシアタークリエで上演される『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』に、アーシャ役で出演します。

出演者を見てみると、こちらもスーパーシンガーで有名な宝塚OG、春野寿美礼(はるの すみれ)さんも出演されます。

他の出演者も、歌のスペシャリスト揃い。相当にレベルの高い舞台になりそうです。

気になる結婚はというと…まだ宝塚を退団して1年も経っていない有沙 瞳さんですので、まだまだお仕事に全力投球!という段階ではないでしょうか。

宝塚を卒業してからのミュージカル界での活躍を左右するのは、やっぱり「歌えること」が基本となります。

有沙 瞳さんの実力なら、もうそこは絶対間違いなし。

可愛いだけの娘役じゃなかった、圧倒的な存在感を持った有沙 瞳さんならではの大活躍を期待しましょう!

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