伶美うらら（れいみうらら）結婚は？本名や年齢、身長は？何期？同期は誰？退団理由はなぜトップにならなかった？歌唱力？現在や近況、エピソードは？元宝塚宙組娘役スター！

伶美うらら（れいみ うらら）さんは宝塚宙組の元娘役スター。大人の魅力を持ち、美しすぎるほど格別な美しさに大勢のファンがとりこになった宝塚OGです。

多くの作品でヒロインに抜擢され、娘役さんの中で絶大な人気を誇っていました。

しかし、トップ娘役にならずに退団。

それは一体なぜなのでしょうか？

伶美うららさんの年齢・本名、現在の活躍などと共に詳しくお伝えしていきます！

伶美うらら結婚してる？年齢、本名、身長、芸名や愛称（あだ名）の由来は？

伶美うららさんの生年月日は1990年5月30日です。ちなみに、ご結婚はまだの様子。

身長は167センチなので、娘役さんの中では高身長です。この身長だと男役を選択することもできます。

宙組は背の高い男役さんの宝庫なので、伶美うららさんが宙組に配属されたのは必然でしょう。

本名は畑井悠里（はたい ゆうり）さんです。愛称はそのまま「ゆうり」。

宝塚では本名の公表をしていませんが、同期生の中には「はたいちゃん」と呼んでいる人もいて、本名がバレバレでした(^^;)

ファンの中では「うららちゃん」と呼んでいる人が多いように思います。

伶美うららという芸名にはかなりこだわりがあったようです。

『伶』の字は「俳優」「音楽の人」という意味がありますので芸名にピッタリですよね。

『うらら』は春の暖かさと大人っぽさがあって、自分の個性に合いそうな名前だとずっと自分の中で考えていたそうです。

伶美うららは何期？同期は誰？

伶美うららさんは2009年入団の宝塚歌劇団95期生になります。

95期は「大豊作の期」として有名な学年です。

現在までに輩出しているトップさんの人数を見てもそれは一目瞭然。

• 柚香 光（ゆずか れい）／花組トップスター
• 月城かなと（つきしろ かなと）／月組トップスター
• 礼 真琴（れい まこと）／星組トップスター
• 愛希れいか（まなき れいか）／元月組トップ娘役
• 妃海 風（ひなみ ふう）／元星組トップ娘役
• 実咲凛音（みさき りおん）／元宙組トップ娘役

これからトップスターになる可能性が大いにある2番手・3番手スターさんも各組にまだまだいらっしゃいます。

宝塚時代の伶美うららさんもその中の筆頭で、まず入団3年目に新人公演ヒロインを射止めます。

その後も立て続けに新公ヒロインと別箱公演ヒロインを連発。「宙組のエリート娘役」として育っていきました。

当時は、まだ宙組生え抜きのトップ娘役が誕生していなかったので、伶美うららさんがついにその第一号となるか！とファンは期待を込めて見守っていました。

それほど、伶美うららさんの活躍ぶりは群を抜いていました。

大人っぽくて気品のある、凛とした美しさが観客の視線を集めていました。宝塚にいそうで意外といないタイプでしたね。

若い娘役さんはつい甲高い声で芝居をしがちですが、伶美うららさんの落ち着いた演技もとても素晴らしかったです。

伶美うららの実家は？出身は？宝塚入団のきっかけは？

伶美うららさんは大阪府出身。

タカラジェンヌはお金持ちのお嬢さんが多いと言われていますが、ご実家については特に情報はありません。

宝塚を受験するのには、声楽やバレエ、ピアノなどを習う必要があるので、余裕があるご家庭であることは確かです。

伶美うららさんが宝塚に出会ったのは小学校5年生の時。

その後、宝塚音楽学校内で歌やダンスのレッスンをする『宝塚コドモアテネ』の存在を知り、さっそく入学します。

きっとその頃から「芸名はうららがいいな」と考えていたのでしょうね(#^.^#)

そして中学3年の初受験を迎えますが、あえなく2次選考で不合格。

高校に進学してからは更にお稽古の内容を深め、2度目で合格となります。

伶美うららさんは3姉妹の末っ子ということで、一番上のお姉さんとは12歳も離れているそうな。

きっと美しい３姉妹でしょうね。

ご実家のご家族は、末娘が美人の宝庫である宝塚の中でも飛び抜けて「美しい」と絶賛されて、さぞかし自慢だったでしょうね。

伶美うららはなぜトップ娘役にならなかった？

伶美うららさんは新人の頃から大活躍をしていながら、なぜトップ娘役にならずに退団を選ばれたのでしょうか。

ひとことで言うならば、男役に比べて娘役は運とタイミングがかなり影響する、というのがいちばんの理由でしょうか。

やはり宝塚は男役が花形ですから、「男役ありき」でいろいろな人事が決まっていきます。

当時の宙組トップスターであった大空祐飛さんが退団を発表し、次期トップに凰稀かなめ（おうき かなめ）さんが発表されます。

凰稀さんも大変な美貌の持ち主なので、伶美うららさんと組めば「目が潰れるほど美しいカップルに！」という声が挙がっていました。

凰稀さんが二番手の時に主演した『ロバート・キャパ』では、伶美うららさんがヒロイン。それは美しいお二人でした。

てっきり伶美うららさんが凰稀さんの相手役になるのかと思いきや……、

花組から伶美うららさんの同期生である実咲凛音さんが組替えし、凰稀さんの相手役に就任します。

トップスターにはある程度の指名権があると言われますが、凰稀さんと実咲さんは「はじめまして」です。

一緒に仕事をしたことがない実咲さんを凰稀さんが指名したとは思えませんので、凰稀＆実咲コンビは劇団の指定、と考えていいでしょう。

実咲さんは、凰稀さんの次期トップスターと目される朝夏まなとさんと花組時代によくコンビを組んでいたので、将来を見据えての人事だったのかもしれませんね。

当時、95期生は入団4年目でした。

劇団としては、初々しい個性を持つ実咲さんを先にトップにして、3年後あたりに伶美さんを、とそのときは考えていたのかもしれません。

伶美うららの退団理由は？トップ娘役を断った？

凰稀さんが退団し、朝夏まなと（あさか まなと）さんがトップスターに就任し、相手役は実咲さんが続投します。

朝夏まなとさんと実咲凛音さんは、花組の若手時代から何度もコンビを組んだ相性の良い関係なので、ファンも納得。

一方、その頃に100期生として宙組に入ってきた星風まどか（ほしかぜ まどか）さんが急成長していきます。

実咲さんが退団発表をすると、次期に伶美うららさんがなるのか、星風まどかさんがなるのか……とファンは固唾を吞んで見守りました。

結果は、意外にも「トップ娘役不在」という結論で、朝夏さんは相手役不在のまま退団されました。

そして伶美うららさんも朝夏さんと一緒に退団を選びました。

朝夏さんの次にトップ就任を控えていた真風涼帆（まかぜ すずほ）さんの相手役には、星風さんが就任。

つまり、伶美うららさんよりも星風さんをトップ娘役として押し上げていきたい、という劇団の構想がだいぶ前からあったのでしょう。

凰稀さん、朝夏さん、真風さんと伶美うららさんの相性はまったく問題ないように見えたのですが…

星風さんもまだ下級生でしたし、伶美さんの次にトップ娘役になってもなんら問題ありませんでした。

朝夏さん・真風さんの相手役としてせめて1～2作だけでも…とファンの多くが思いました。

しかし、「相手役不在」にするほど、伶美うららさんのトップ娘役就任は劇団として考えていなかったのでしょう。

一方で、伶美さんがトップ娘役就任を固辞したという噂も流れていました。

伶美うららさんは、宙組生からもファンからも愛されていた娘役だっただけに、この判断にとてもガッカリした人が大勢いました。

伶美うららの歌唱力は？地声は低めの美声

伶美うららさんがトップ娘役にならなかった明確な理由を他に挙げるとすれば、「歌唱力」かもしれません。

タカラジェンヌは専門的なレッスンをみっちり2年間受けていますので、もちろんある程度の歌唱力はお持ちです。

しかし、全員が全員「歌ウマ」というわけではありません。

私たちも1人ひとりみんな声や音域が違うように、娘役さんだって高音が苦手な人もいます。

トップ娘役の中にも、「歌は努力の必要あり」という人はたくさんいます。

伶美うららさんもその一人で、喉の構造的に高音が出にくかったのだろうと推測します。

地声で歌った場合は、しっかり声量も出ますし、音程も問題ありません。お芝居のセリフの声は、低くてよく響き、知性を感じさせる美声だと私は思います。

しかし、ファルセット（裏声）で歌うとなるとどうしても声が出なくなってしまうので、生まれつきの音域などの問題だと思います。

そのあたりを鑑みて、宙組プロデューサーに「歌えるトップ娘役がいい」という意向が当時あったのかもしれないですね。

実際、実咲凛音さんも星風まどかさんも、とても歌の得意な娘役さんです。

伶美うららは男役が向いていた？娘役芸のスキルの高さは？

伶美うららさんはファルセットが出しづらいなら「男役を選択していたら良かった？」なんていう声もありました。

確かに身長も高いですし、お顔立ちもパーツが大きくてくっきりしているので、華やかな男役も可能だったでしょう。

実際、『銀河英雄伝説＠TAKARAZUKA』では 10代の少年ユリアン・ミンツを演じて大好評でした。

しかし、伶美うららさんの「娘役芸」は究極の域に達していました。

「娘役芸」とは、例えば、ドレスの裾さばき、ドレスの着こなし、男役への寄り添い方、アクセサリー作りのセンス等々、宝塚の娘役に求められる独特なのものです。

特にボリュームのあるドレスを着た際の所作や着こなしは絶品で、惚れ惚れしました。

ドレスから出た背中や肩に肩甲骨と鎖骨がくっきり浮き出ていて、どんなに激しく動いても乱れない背筋。

伶美うららさんご本人も、ドレスを着た時の背中をかなり意識されているようでした。

ショーでも衣装が美しく見えるように計算しつつ、且つ動きが小さくならないように踊り方を工夫・研究するなど、まさに「努力の人」。

そのたゆまぬ努力を組子も演出家もみんな知っているので、劇団内からも高い評価がよく聞こえてきていました。

伶美うららの退団はいつ？代表作は？ダンス・芝居の実力は？

「これはうららちゃんにしかできない！」と言える代表作は、こちらの2作品です。

• • • • 『翼ある人びと』（2014年）／クララ・シューマン役
      • 『神々の土地』（2017年）／イリナ役

『神々の土地』が伶美うららさんの退団作品となりました。

どちらも上田久美子先生の作品で朝夏まなとさんの相手役。年上の人妻で、気高いキャラクターであり、主人公と結ばれない悲恋です。

どちらの役もボリューミーなドレスを着ているのですが、そのドレス捌きの美しいこと！

息が止まるほどの美しさというのはこういう人のことを言うのか！と大絶賛の嵐でした。

伶美うららさんはかなり芝居心がある人で、どちらの役も、本当は愛していることを認めたいのに絶対に口にできない、という静かな悲哀の表現が実に見事でした。

朝夏まなとさんと伶美うららさんはともに長身で、ダンスが得意。

『神々の土地』の宮廷での華やかな舞踏会のシーンでは、圧巻のデュエットダンスを見せてくれました。

最後に雪原で踊るシーンは大きなセットも派手な照明もなく、とてもシンプルな演出でした。

しかし、今生の別れになると悟っている2人が笑顔で踊るあの場面が、あまりに悲しくて美しくて、涙が止まらなくなる人続出となりました。

伶美うららは上田久美子が絶賛の美人！退団作品は異例の扱い！

伶美うららさんの真骨頂を見抜き、魅力を存分に引き出した上田久美子先生。

伶美うららさんに抱く「舞台人としての信頼の高さ」を示す驚愕のエピソードが、伶美うららさん退団時に送った言葉の中にあります。

「退団を考えているという噂を聞いたけど、私が宙組の大劇場作品を担当するまでは頼むから辞めないでほしい」と、連絡先を知っていた朝夏まなとさんを通じて必死に訴えたのだそう！

「天才演出家の出現！」と当時の宝塚で一大フィーバーを巻き起こしていた上田久美子先生が、そこまでほれ込んでいたのですね。

超人気の娘役スターとはいえ、演出家が一人の特定のタカラジェンヌに「お願いだからまだ辞めないでくれ」と懇願するなんて聞いたことがありません。

そして実際に、上田久美子先生が初めて宙組の大劇場作品を担当した『神々の土地』で退団となりました。

これは偶然なのか、本当に伶美うららさんが退団を延期して待っていたのか……？

『神々の土地』での伶美うららさんは、上田久美子先生の采配なのか破格の扱いとなりました。

あくまで「トップスターの相手役は不在」なのに、伶美うららさんがヒロインで事実上のトップ娘扱い。そしてあの雪原の切なく美しいダンスシーン。

ああ、思い出してもまた泣けてきます…(´；ω；`)

伶美うらら：現在の活躍は？事務所はどこ？テレビ・ラジオの出演作は？アクセサリーブランドも人気！

2017年に宝塚を退団し、現在はプロダクションに所属せずにフリーで活動を続けている伶美うららさん。

近年は個人事務所を立ち上げて活動するOGさんも多く見られますが、フリーというのは少し珍しいように思います。

公式ホームページは手作り感あふれるアットホームな雰囲気です。

そのせいか、退団後の伶美うららさんの活動はマイペースにゆっくり、という印象。

退団後に出演した有名作品は2022年の『るろうに剣心　京都編』でしょうか。

ラジオでは2023年5月にNHK青春アドベンチャー「ウィル」に桜咲彩花（おうさきあやか）さん、留依まきせさんと共に出演。落ち着いた美声を聴かせてくれました。

今のところ映像のお仕事はまだしていないようですが、この美しさなので、いつかそんな機会があることも大いに考えられます。

この美貌ですし、努力家で優しい性格もお墨付きですから、いつ発表があってもおかしくはないんですが。

芸能活動以外では、手作りのオリジナルアクセサリーブランドを立ち上げています。

個人でもネットショップを簡単に開くことができる今の時代ならではですね。

宝塚時代にプロ並みの手芸技術とセンスを身につけた伶美うららさんのアクセサリーは大人気で、価格も割とお手頃です。

「これで私もうららちゃんのような美しさに少しでも近づけるかも！」という気持ちになれることもまた付加価値と言えますよね。

以前の宝塚OGは活躍の場の選択肢があまりありませんでした。

しかし現在は舞台作品にもいろいろなジャンルがありますし、コンテンツも多様です。

宝塚時代と同じように、伶美うららさんにしかできない唯一無二の活躍を期待しています！

まとめ：伶美うらら（れいみうらら）結婚は？本名や年齢、身長は？何期？同期は誰？退団理由はなぜトップにならなかった？歌唱力？現在や近況、エピソードは？

宝塚歌劇団の伶美うららさんは2023年現在未婚。1990年5月30日生まれで、身長167cmの高身長で男役（少年）をやったこともあります。

本名は畑井悠里さんで、愛称は「ゆうり」、ファンからは「うららちゃん」と呼ばれています。

2009年入団の95期生で、宙組に配属され、新人公演ヒロインを射止めるなど活躍。凛とした美しさがあり、落ち着いた演技が評判でした。

伶美うららさんは、ドレスの裾さばき、ドレスの着こなし、男役への寄り添い方、アクセサリー作りのセンス等々、「娘役芸」が絶品でした。歌唱力に難があると言われましたが、地声が低く音域が狭いものの、下手ではありませんでした。

伶美うららさんは運とタイミングでトップ娘役にはなりませんでしたが、伶美うららさんの芸と美しさに天才演出家の上田久美子先生がほれこみ、上田久美子先生の作品でヒロインを演じて退団しました。

退団後は、舞台に立つ一方で、手作りのオリジナルアクセサリーブランドを立ち上げています。NHＫラジオドラマにも出演しました。