則松亜海(のりまつあみ)結婚や年齢、本名、身長は?慶應出身!宝塚何期?芸名やエピソードは?夢華あみ

元宝塚雪組の、則松亜海(のりまつ あみ)さん。宝塚時代の芸名は「夢華あみ(ゆめかあみ)」さんです。

現在は様々な有名舞台で実力派として脇を固めていますが、宝塚時代もかなりの優秀者でした。

入団すぐに大抜擢を受け続け、「誰が見てもトップ娘役路線」という出世コースを歩みました。

しかし、なんと入団4年目で早々に宝塚を退団!

当時、則松亜海さんに一体何があったのでしょうか。

則松亜海さんの基本情報や活躍の軌跡とともにご紹介していきましょう。

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則松亜海:結婚は?夫とは1789婚?

まず、則松亜海さんについて近年話題となったのが、ご結婚。

2022年に、俳優の渡辺大輔さんとの結婚を発表されました。実際に籍を入れたのは2020年だそうです。

実力派の舞台俳優同士、共演経験も2回あり、なによりも美男美女!

宝塚ファンも、ミュージカルファンも、「お似合い!」と祝福できる、とても素敵なご夫婦です。

お2人は『1789 -バスティーユの恋人たち-』で、2016年と2018年の2度、共演されています。

実際にお付き合いが始まったのは2018年の公演の時だそう。

そこからじっくり2年間のお付き合いを経てのご結婚。とても理想的ですね。

お2人の性格は正反対だそうで、真面目に考えすぎてしまう渡辺さんに対し、楽観的で明るい考え方をする則松亜海さん。

お互いに持っていない部分を埋め合って、とても相性がいいそうです。

年齢差は9歳と少し離れていますが、渡辺さんは結婚当時38歳、則松亜海さんは29歳。

ですので、大人同士のちょうどいいご結婚のように思いますね(*´ω`*)

則松亜海さんは、結婚発表時に「これまでと変わらず芸の道に精進してまいります」と仰っていました。つまり、結婚によって引退ということはないとのことでしたが、今は充電期間のようです。

ヨガインストラクターのお仕事もしているそう。

2024年夏には、韓国でフォトウェディングをしてきたと渡辺さんがSNSで伝えていました。

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則松亜海の年齢、本名、身長は?慶應出身!芸名や愛称(あだ名)の由来は?

則松亜海さんの生年月日は、1991年6月19日。本名は同じです。

身長は164センチですので、娘役としては少し大きいほうですね。

経歴で目を引くのは、出身校。

宝塚は「お嬢様学校」と呼ばれる女子校出身校の人が多いですが、則松亜海さんは慶應義塾女子高等学校!

もし幼稚舎からの慶應育ちなら「お嬢様」確定ですが、どうやら慶應に進学したのは高校から。

中学校は地元の普通の公立中学校のようですから、「ひたすら優秀だった」ということでしょう。

せっかく頑張って受験勉強して入学した慶應。それを中退して宝塚音楽学校に入学することを許可したご両親の決断もすごいですね。

宝塚時代は「夢華あみ」という芸名にて活動されていました。現在の則松亜海さんというお名前は本名ですが、ご結婚後は「渡辺亜海」さんでしょうか。

芸名の由来は特に明らかにされていないようですね。愛称はそのまま「あみ」です。

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則松亜海:宝塚何期?首席入団!同期は誰?全てにおいて1番!

則松亜海さんは宝塚歌劇団96期生で、初舞台は2010年の月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』が初舞台です。

そしてなんといっても際立つのはその優秀ぶり。

宝塚音楽学校では年に2度、前期・後期と試験があります。つまり予科の前期・後期、本科の前期・後期と4回の試験があります。

それらの試験での上位4名が「委員」となって学年の代表として、様々な仕事を受け持ちます。

則松亜海さんは在学中、ほとんどの試験で1番となり、最後の試験となる本科後期の試験では、すべての科目において1番だったとか!!

これは宝塚音楽学校はじまって以来のことだそう。

成績2番に、元雪組男役スターの和希そら(かずき そら)さんがいましたが、和希さんも一目でその実力の高さが分かるほどの優秀者。

その和希さんを凌ぐほどというのは、誰もが認めるパーフェクトな実力の持ち主ということでしょう。

同期生である96期生のメンバーはこんな感じ。

4人ものトップ娘役を輩出しています!しかも全員美女!則松亜海さんも含めて「娘役当たり年」と言っていいでしょう。

唯一のトップスター路線だった和希さんが退団してしまったので、残念ながらトップスター誕生の可能性はもうありません。

しかし、4人ものトップ娘役が誕生したのはなかなかの快挙ですね!

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則松亜海:1年目で新人公演ヒロインに!前代未聞の大抜擢!

「すべての試験で1番を獲得した超逸材」という大きな期待を浴びて宝塚歌劇団に入団した則松亜海さん。

その鮮烈なデビューは宝塚ファンに更なる衝撃を与えました。

なんと、雪組に配属されて1作目となる『ロジェ』でいきなり新人公演ヒロイン!

さらに、その半年後に、大劇場公演『ロミオとジュリエット』でヒロイン!!新人公演ではありませんよ!本公演です!

当時のトップスターは音月桂(おとづきけい)さんでした。

「本公演でヒロインって、それって娘役トップっていうことじゃないの?」と思われるかもしれませんが、このときの雪組は異例の「トップ娘役不在」。

93期生の舞羽美海(まいはね みみ)さんとWヒロインというかたちをとっていました。

トップ娘役ではないにしても、入団1年目の娘役が大劇場公演のヒロインを務めるなんて、トップスター様の相手役を務めるなんて、前代未聞の大大大抜擢でした。

まさかそのままトップ娘役に?!と注目を集めましたが、そのあとは若手娘役らしい活躍に移ります。

いったい何があったのでしょうか?前代未聞の大抜擢からの流れを見ていきましょう。

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則松亜海:歌唱力がすごい、ダンス、芝居の実力も穴なし!早期退団へ

「すべての科目で1番」ですから、歌も芝居もダンスも穴は無し。

その中でもとりわけ「うわっ!すごい!!」と思わせたのは、歌唱力と演技力でしょうか。

相手との掛け合いでの芝居場面は、やはりそこは天下のトップスター様とでは尻込みしてしまう部分があって当然。

しかし、ソロでのお芝居は「これは大抜擢も納得だわ」と思わせる圧倒的なものをお持ちでした。

歌も、宝塚の娘役に求められがちな「高いキーが出る」という枠におさまらず、まろやかかつ透明感のある、抜群の歌唱を披露しました。

入団してまだ間もない頃は多くの生徒が10代の女の子らしく、顔も体型もピチピチ!という感じですので、則松亜海さんも容姿はやはり入団1年目、という感じ。

しかし顔立ちは整っておられるので、「これからスッキリとされて美しい娘役さんになっていくのだろうな」という将来性も感じさせました。

しかし!!!

なんと、入団4年目で退団を電撃発表!!!

入団と同時にあれだけ堂々たるお披露目をされて、劇団からの絶大なる期待を感じさせる異例の大抜擢を受けたのは何だったの…?とファンは動揺を隠せませんでした。

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則松亜海:退団はいつ?理由はなぜ?大バッシングとは?

則松亜海さんが退団されたのは、2013年『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』でした。

退団理由は……悲しいですが、「心がもたなかった」という部分が大きかったのではないでしょうか。

96期生は、音楽学校時代に世間をにぎわせるような事件を起こしてしまった学年でした。

これは誰がいちばん悪いというわけでもなく、いろいろな不運な出来事が重なってしまった事件だったように思います。

まだブログやSNSというツールが世間に誕生して間もない時代だった、ネットリテラシーなんていう言葉すらなかった、という背景なんかも複雑に絡んでいる気もします。

事件からもう10年以上が経過しているというのに、宝塚ファンの中でも「あの」96期生ね……という目で見る人が今も少なくありません。

10年以上経ってもなおそんな状況なので、当時の96期生へのバッシングは、もうそれはそれは苛烈なものでした。

そんな大バッシングの中、針のむしろのような空気の中、初舞台を踏んだ96期生。

もう少しファンの動揺がおさまるまで抜擢などせずに静かにしてあげていれば良かったものの……前代未聞の大抜擢を則松亜海さんに与え続けました。

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則松亜海:ロミオとジュリエットのヒロイン休演へ

あの頃の96期生へのバッシングは、今思い返してもおそろしいほど加熱していました。

しかし、劇団側は何ごともなかったかのように入団1年目の則松亜海さんに大きな役を与え、ショーでも銀橋を渡らせるなど目立つポジションにつけます。

先ほどお伝えした通り、ついには大劇場公演の『ロミオとジュリエット』で、ヒロインのジュリエット役に大抜擢。

この公演は、音月桂さんの雪組トップスターお披露目公演でした。

Wキャストのもう1人は、のちに音月桂さんの相手役としてトップ娘役に就任した93期の舞羽美海(まいはねみみ)さんです。

ちなみにこの公演の新人公演のヒロインは、新人公演や外箱公演のヒロインを何度も経験している91期の愛加あゆ(まなかあゆ)さんでした。

トップコンビは相性もありますが、お披露目公演でWヒロインにする必要がどこにあったのか?音月桂さんの負担を考えても、劇団のごり押しとも思える配役に多くのファンが首をかしげます。

「96期生が宝塚の品位を落とした!」という宝塚ファンの怒りを、結果的に則松亜海さんが一身に背負うことになってしまったのです。

『ロミオとジュリエット』で則松亜海さんのソロ歌唱が終わっても誰も拍手をしない、あの凍り付いた空気……

もちろん、同じ場面での舞羽さんには拍手が起こるわけですから、則松亜海さんへのファンの怒りは露骨でした。

ヒロインを務めた『ロミオとジュリエット』は、公演の後半に入って則松亜海さんは休演となってしまいました。

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則松亜海:路線娘役として宝塚時代の代表作は?

これは完全に劇団の判断ミスだったと、今も多くのファンが回顧します。

これだけの巧さを持っている生徒なんだと分かれば、ファンもすぐに納得するだろうと軽く見ていたのでしょう。

しかし、舞台上から受ける冷遇に、いくら則松亜海さんがポジティブ思考だといってもハタチそこそこの女の子の心がもつはずがありません。

その後、劇団は若手娘役としての一般的な活躍の仕方に軌道修正をしましたが、時すでに遅し。

96期問題とは別に、当時の雪組は2番手スターを辞めさせてしまったというショッキングな事件も抱えており、客入りはかなり酷いものでした。

則松亜海さんの退団の挨拶では「長い長い4年間でした」と、精一杯の表現で思いを述べていました。

その後、96期生からは4人ものトップ娘役が誕生したことを見ても、劇団が判断を誤らなければ本当に素晴らしい娘役になっていたでしょう。

宝塚ファンの気持ちをことごとく汲み取り切れなかった劇団の大失敗。本当に残念でした。

『ロミオとジュリエット』で長い休演を経て、無事に次のバウホール作品『灼熱の彼方』から復帰となった則松亜海さん。

『灼熱の彼方』では再びヒロインを務めるなど、改めて「路線娘役」としての道を歩み始めましたが……

やまないバッシングに劇団もようやく慎重になっていったのか、それ以降は重要な役について大活躍、という印象は無かったように思いますね……

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則松亜海:事務所はどこ?舞台、テレビの出演は?

2014年に宝塚を退団した則松亜海さん。

状況が状況でしたから、このまま人前に立つ仕事は選ばず、一般人としてひっそりと過ごされていくのかな……なんて思っていました。

しかし!

2015年に芸名を本名に改めてミュージカル『タイタニック』に出演することが発表されます。

中退ではありますが慶應出身の才女でもありますし、年齢も若かったので一般企業に就職することも充分可能でした。

しかし、舞台への情熱を捨てずに、アンチからのバッシングを恐れずに、舞台復帰されたその勇気と根性!

そういう粘り強さも高い実力に結び付いているように思いますね。

その当時の所属事務所は、梅田芸術劇場。梅田芸術劇場は宝塚と同じ阪急グループですから、今も多くの実力派宝塚OGが所属しています。

しかし、2019年に梅田芸術劇場を退社、今はフリーランスとして活動されています。

今でこそ宝塚を退団後、フリーとして活動されているOGはたくさんいますが、当時はどこかしらに所属して活動している人がほとんどでした。

ネットで「則松亜海」「夢華あみ」と検索すればどうしてもネガティブな言葉を目にしてしまうという不利な状況。フリーランスでどうなるのか……と思っていたら。

やはり則松亜海さんの実力ならフリーランスでも関係ありませんでした。

2022年には『ミス・サイゴン』にジジ役として出演が決定!

『ミス・サイゴン』はすべてのキャストがオーディションで選ばれますので、則松亜海さんはその実力でジジ役を掴み取りました。

他にも、出演作品はこんな大作ばかりです。

則松亜海の主な出演舞台

  • 2015年『タイタニック』ケイト・マクゴーワン
  • 2016年・2018年『1789 -バスティーユの恋人たち-』リュシル
  • 2016年・2017年『スカーレット・ピンパーネル』マリー・グロショルツ
  • 2020年『NINE』
  • 2021年『ドン・ジュアン』

テレビのほうの出演は今のところ無いようですね。

でもやっぱりこれだけの実力を持っていたら、ミュージカル界で活躍してほしい!

宝塚退団、事務所退社、結婚を経ても舞台への情熱はまったく冷めることがないようです。ヨガインストラクターとしての活躍もしていらっしゃるようです。

舞台にとどまらずさまざまなシーンで、その素晴らしい実力を活かした活躍を見守りたいですね。

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