元宝塚歌劇団・月組男役スター,で元組長の越乃リュウ(こしの りゅう)さん。
宝塚退団後には、芸能活動のほか、ナレーションや執筆活動、ふるさとのPRなど独自の活躍をされています。
越乃リュウさんの結婚の噂、元トップスターたちとの交流と絆、現在の活躍や今後の活動についてお伝えしていきます。
越乃リュウさんの本名や年齢、宝塚在団中の経歴はこちらをごらんくださいね。
越乃リュウ(こしのりゅう)本名や年齢は?宝塚元組長!色気と包容力の男役スター!同期は誰?天海祐希や
越乃リュウの現在の活躍は?ブログ、エッセイも好評!婦人公論連載
宝塚在団中は色気のある実力派スターとして活躍していた越乃リュウさん。宝塚史上最年少で組をまとめる組長に就任、という経歴をおもちです。
2015年にブログを、2017年にオフィシャルサイトを開設されています。
気になるご結婚はというと…今はまだ独身でいらっしゃると思います。
穏やかでゆったりした雰囲気の越乃リュウさんなら、ご結婚もあり得そうだとは思うのですが…
まだご縁が訪れないのかもしれません。
越乃リュウさんは2013年に宝塚を退団されてから、「燃え尽き症候群」になってしまったようで、しばらくお休みされていました。
その間にカメラの学校に通うなどされていたようです。
現在は非常に多岐にわたる活動をされています。
その中でも好評なのは、文筆業です。
タカラジェンヌは、宝塚専門雑誌に掲載するためにコラムを任される人が数名います。
できるだけ編集者の介入なく、生徒さんの個性を大切にされているんだな、と感じる内容で、その中にはすごい才能を発揮する人も!
そこで評価を得て、退団後にエッセイ本を出版したり、宝塚専門雑誌でコラム連載を持つOGさんも数名います。
宝塚時代はあんなに忙しいのに、一体どこでその文才を身につけたのだろう…と不思議に思うほどです。
現在では、天真みちる(てんま みちる)さんや早花まこ(さはな まこ)さん、陽月 華(ひづき はな)さんなどが「文豪」として有名ですね。
越乃リュウさんもそのうちの一人です。
『婦人公論』のオンライン版で、毎月第2・第4水曜日に更新されるエッセイ『元 組長の部屋』を連載しています。
組長ならではの想いや視点で語られる貴重なお話はとても読みやすく、愛に溢れています。
月組一筋で生きてきた越乃リュウさんは、たくさんの月組トップスターを見守ってきました。越乃さんに大きく影響を与えたトップスターたちとの絆を見ていきましょう。
越乃リュウと天海祐希。最も影響を受けたトップスター
越乃リュウさんが宝塚歌劇団に入団したのは、1993年4月。
涼風真世(すずかぜ まよ)さんの退団公演が初舞台でした。
初舞台の後は、組廻りという研修期間を経て、1994年に月組に正式配属されます。
涼風真世さんから引き継いで月組のトップスターになっていたのは、あの天海祐希(あまみ ゆうき)さんでした。
いまだに伝説の男役として語り継がれている天海さんらしく、越乃リュウさんも「最も影響を受けたトップさん」と言っています。
入団してもなお、お芝居をするのが恥ずかしくて仕方なかった越乃リュウさん。
そんな様子に、いち早く気付いたのが天海さんだったといいます。
忙しいトップスターなのに、入団してまだ2年目の下級生にもしっかり目を配っていたというのが流石ですよね。
お稽古場でもじもじしていた越乃リュウさんに「大丈夫?」と声をかけてくれたそうです。
その後もことあるごとに「男役のコツ」を惜しみなく丁寧に教えてくださったそう。
きっと天海さんご自身も、入団してすぐに抜擢だらけでご苦労されたからでしょうね。
天海さんは史上最年少でトップスターになり、慣れないことがたくさんあったはずなのに、下級生の指導まで行っていたとは……!
越乃リュウさんが組長になってからも、再会した時には「リュウちゃん!」と声をかけてくれたそうです。
そういう人間性も含めて、天海さんは「伝説のトップスター」なんでしょうね。
越乃リュウと瀬奈じゅんの絆
越乃リュウさんが組長になってからのトップさんのことは、やはり印象深いようです。
元・月組トップスター瀬奈じゅん(せな じゅん)さんは、入団からずっと花組一筋に12年を過ごし、組替えと同時に月組でトップスターになりました。
越乃リュウさんが、組長という衝撃人事を聞いて不安だらけで自信を喪失していたとき。
「一人じゃないからね。なんでも相談して」と、瀬奈さんがたくさん助けてくれたそうです。
確かに、瀬奈じゅんさんはいつも嬉しそうに「リュウちゃん、リュウちゃん」と見つめていた印象です。
瀬奈さんとしても、学年の近い人と一緒に新しい組づくりをしていくのは、大変でありながらも嬉しかったのではないかと思います。
瀬奈さんも天海さんと同じように、本来は自分のことで精一杯でもおかしくないような環境でした。
10年以上も花組しか知らずに生きてきて、いきなり月組に来て、約90人もの下級生をまとめ、劇場の客入りを確保しなくてはいけないプレッシャー。
そんな中で、他人に手を差し伸べることができるというのはやはり「さすがトップスター」です。
「人たらし」である瀬奈さんが月組にやってきて、組子たちはあっという間に瀬奈さんの大ファンになってしまったそうです。
組長になって初めてのトップさんが瀬奈さんだったからこそ、越乃リュウさんが組長として頑張れた面もあったのでしょうね。
ちなみに、瀬奈さんがテレビを買い替えるときに越乃リュウさんがお下がりをもらった、なんていうエピソードもあるみたいですよ。
瀬奈じゅんさんが見ていたテレビが見られるなんて、うらやましい!!!
越乃リュウと霧矢大夢の絆
越乃組長時代のトップスターに、霧矢大夢(きりや ひろむ)さんもいらっしゃいました。
霧矢さんは越乃リュウさんの一期下で首席入団。入団当時は花組配属で、2年半後に月組へ組替えしてきました。
越乃リュウさんは霧矢さん初めて一緒の舞台に立ち、霧矢さんの才能と本気に「度肝を抜かれた」と言っています。
宝塚音楽学校で1年一緒に過ごした縁もあり、お稽古場でわいわいと過ごしていた2人。
しかし、新人公演のお稽古になったら突如、霧矢さんがとんでもない実力を発揮しだして、越乃リュウさんは衝撃を受けます。
「台詞、言いたくないな…」「お芝居するの恥ずかしいな…」なんて思っていた越乃リュウさん。
学年なんて関係ない。私はこの人を尊敬する!と、大きな刺激を受けたそうです。
首席入団とはいえ、自分より舞台経験が1年少ない霧矢さんに、スターとしての圧倒的な輝きと実力を見せつけられて、目の覚める思いがしたのでしょうね。
しかしその数年後、霧矢さんは膠原病(こうげんびょう)を患って長い間お休みに入るという苦難が待っていました。
若手の頃から既に完成されたものを持っていた霧矢さんは、ここで少し足踏みすることになります。
トップに就任したのも遅いほうでした。
それでも絶対に諦めずに、舞台人として、男役として頑張る霧矢さんを組長として最後までしっかり支えた越乃リュウさん。
東京公演の時は寮の朝ごはんで、お気に入りの「ふりかけ」を分け合うほど仲良しという話でした。
お2人の間にも強い強い絆が根付いていることでしょう。
越乃リュウと珠城りょうの絆
天海祐希さんに続き、史上2番目の早さでトップスターになった珠城りょう(たまき りょう)さんも越乃リュウさんは印象的だったそうです。
珠城さんも天海さんと同じように、入団して1~2年ですぐに抜擢人生が始まります。
入団してすぐに大きな役ばかり与えられて悩んでいた姿を、越乃リュウさんはずっと見守ってきたのでしょう。
珠城さんの意思とは関係なく驚異のスピード出世をしていったので、上級生との関わり方に悩んだこともあったはずです。
月組の次世代エースであるそんな珠城さんを、組長としていろいろ支えてきたのでしょうね。
越乃リュウさんは珠城さんのことを「嘘のない可愛い人」と形容しています。舞台上を走る姿も大好きだそうです。
きっと、不器用なところもあるけど純粋で一直線な人なのでしょう。
珠城さんのトップ時代、越乃リュウさんは既に退団されています。
立派なトップスターになった珠城さんを、いつも客席から親のような気持ちで喜ばしく見守ってきたそうです。
月組は、5組の中で最もファンがおどろくような人事が多い組でもあります。それに振り回される組子たちのメンタルケアも組長の大切な仕事なんでしょうね。
越乃リュウの現在の活躍は?ナレーション、コンサート、舞台で美声を生かす!
さて、越乃リュウさんが退団後に手がけるお仕事はコラム連載の他にもいろいろありますが、「声のお仕事」も越乃リュウさんならではです。
日本テレビ系列の夕方のニュース番組『news every.』の『every.特集』のコーナーでナレーターとして出演されています。
声優などのお芝居要素があるものではなく、ナレーションというのがまた興味深いですね。
宝塚市が作っているミュージカル調のPR動画のナレーションも実は越乃リュウさんがやっていらっしゃったりします!
元娘役さんなら声のお仕事もそれほど珍しくありませんが、元男役さんというところが特徴的です。
他にも、組長という立場を経験したからこそのお話が聞ける講演会、歌を教えてくれるカルチャー教室、コンサート、アクセサリーデザインなどなど。
まさにマルチタレントのようなご活躍内容です。
能楽堂でリサイタルを行ってみたり、タカラジェンヌのセカンドキャリアを開拓しているような挑戦ぶりです!
やはり、越乃リュウさんには、大きな舞台で輝いていてほしいですね!
越乃リュウの今後は…ふるさと新潟発のコラボ商品開発や受験スクールも!
越乃リュウさんならではの活動は、まだまだたくさんあります。
故郷・新潟県への愛も大変強く、新潟散策ツアー、新潟企業とのコラボ商品開発、佐渡汽船の名誉船長など盛りだくさん!
2023年には柏崎市「米山プリンセス」のPRを担う公式アンバサダーに就任!田植え機に乗って現地で田植えも行いました!
「新潟出身の貴重なタカラジェンヌ」としてPRに努めていらっしゃって素晴らしいですね。
そして、瀬奈じゅんさん主宰の宝塚受験スクール『Jeunesse』でのダンス講師です。
瀬奈さんとはとにかくよく一緒にお仕事をされていて、リモートお茶会も頻繁に行っています。
学年は瀬奈さんのほうがひとつ上級生ですが、実は、年齢は越乃リュウさんのほうが1歳上です。
それもあり、今は瀬奈さんのことを「あちゃこ」と呼び、親友のような雰囲気です(*´ω`*)
瀬奈さんの受験スクールには、瀬奈さんのお人柄に集まってくる豪華な講師陣が話題を呼んでいます。
越乃リュウさんはダンス講師としていま参加していますが、歌も教えられるスキルをお持ちなので、瀬奈さんも心強いでしょうね。
越乃リュウさんの活動は「ファン密着型」のものが多く、直接お話ししたり教わったりできるものがたくさんあります。
ザ・ミュージカルスター!という遠い存在ではなく、新潟と宝塚とファンを愛してくださる身近な存在の越乃リュウさん。
これからも「OGのパイオニア」として、新たな挑戦をたくさん見せてほしいですね。
まとめ:越乃リュウ(こしのりゅう)結婚や現在の活躍は?瀬奈じゅん・霧矢大夢・珠城りょうとの絆!今後の活動は?
越乃リュウさんは、元宝塚歌劇団・月組男役スター。宝塚史上最年少で組をまとめる組長に就任し、ました。宝塚退団後はナレーションや執筆活動などで活躍しています。
『婦人公論』のオンライン版で、毎月第2・第4水曜日に更新されるエッセイ『元 組長の部屋』を連載して好評です。
入団から退団まで月組一筋で組長をつとめた越乃リュウさんは、天海祐希、瀬奈じゅん、霧矢大夢、珠城りょうら、元トップスターたちとそれぞれ深い絆を持っています。
現在の越乃リュウさんは、声優、ナレーター、講演家、カルチャー教室の先生、アクセサリーデザイナーなど、多彩な分野で活躍しています。
故郷である新潟県への愛を深く持ち、新潟散策ツアー、コラボ商品開発、名誉船長など様々なPR活動も行っています。
最近では、瀬奈じゅんさんの運営する宝塚受験スクールのダンス講師も務めています。
ミュージカルスターとして遠い存在というよりは、身近でファンに密着し、新たな挑戦を続けているOGのパイオニアです。
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