女優の愛原実花(あいはら みか)さんは、主にストレートプレイなどのお芝居で活躍しています。
人気テレビドラマなどにも出演されることがあるため、「ああ!あの役の!」と思う方もいらっしゃるでしょう。
愛原実花さんは、宝塚雪組の元・トップ娘役。そして、お父様が著名人でもあります。一体どなたのお嬢さんなのでしょうか。
それも含めて、愛原実花さんの年齢・本名・宝塚時代のエピソード、結婚のうわさなどを一挙にご紹介してきます!
※分からない用語があれば【宝塚用語集】をご覧くださいね。
愛原実花は年齢、本名は?何期?同期は誰?身長、芸名や愛称(あだ名)の由来は?
愛原実花さんの生年月日は1985年12月14日。
本名は生駒みな子さんです。愛称(あだ名)はそのまま「みなこ」でした。
愛原実花さんは元雪組トップ娘役で、2004年に宝塚歌劇団に入団した90期生です。
他に宝塚歌劇団の90期生でトップを射止めた生徒さんは、元月組トップ娘役の蒼乃夕妃(あおの ゆき)さんがいらっしゃいます。
トップには就任しなかったものの、輝かしい活躍を見せた90期生はこちらの皆さん。
- 香綾しずる(かりょう しずる)
- 宇月 颯(うづき はやて)
- 如月 蓮(きさらぎ れん)
- 瀬戸かずや(せと かずや)
皆さんも今は退団されて舞台などで活躍していらっしゃいます。
身長は163センチです。
娘役としてはちょうどいい身長のように思いますが、相手役の水 夏希(みず なつき)さんは「背が大きい!」と驚かれていました。
白羽ゆり(しらはね ゆり)さんから愛原実花さんに相手役が変わった時に、デュエットダンスで組んで身長の違いを実感されたようです。
確かに、愛原実花さんはとてもスタイルがよく、脚が長かったことを覚えています。
身長が高いというより、手足が長かったので水 夏希さんも「大きい!」と感じたのかもしれませんね。
愛原実花という芸名は、好きな漢字を並べて家族で考えたそうです。
愛原実花は父親はあの有名演出家!母親は?
家族といえば、愛原実花さんのお父様は、演出家のつかこうへいさん、お母様は女優の生駒直子さんです。
小さい頃からよく演劇を見る機会があったそうですが、しかし愛原実花さんはあまり興味がわかなかったようです。
愛原実花さんの母校は日本女子大学附属です。高校には宝塚の作品を中心に上演する学校公認のレビュークラブ「OH*TAKARAZUKA」があります。
愛原実花さんは、学校の文化祭で見た宝塚のミュージカルで一気に宝塚ファンになります。すぐに「宝塚に入りたい!と決意。高校1年生終了時に宝塚音楽学校を受験。
2番という好成績で番見事に一発合格でした。
お父様の英才教育というよりはもともと才能をお持ちだったのでしょうね。
お父様のことが大好きだったという愛原実花さん。つかこうへいさんも娘を溺愛していたというのは有名な話です。
愛原実花さんが退団公演をしている最中に、お父様のつかこうへいさんは肺がんのため亡くなられました。
愛原さんは普段と変わらず気丈に舞台を務めあげ、あとから報道で知った周囲の人たちを驚かせました。
愛原実花の宝塚時代の相手役は?性格や人気の理由は?
愛原実花さんの宝塚時代の相手役は、先述した通り、水 夏希さんです。
水 夏希さんは79期生、愛原実花さんは90期生なので、年の差カップルではありますね。
入団2年目でいきなり『ベルサイユのばら』のオスカルの幼少期役に抜擢されたりしていましたので、「上手な子なんだ」という印象でした。
しかしご本人はそれほど野心があった様子ではなく、トップ娘役就任の話を聞いた時はとても驚いたそうです。
水 夏希さんがかなり上級生だったこともあると思いますが、水さんの隣にいる愛原実花さんはいつもとても遠慮がちに佇んでいたような印象です。
愛原実花さんの魅力はやはり落ち着いた演技力と、抜群のスタイル。
お顔立ちは可憐な雰囲気なので、ショーでミニスカートをはいた時の「脚が長い!」という驚きは忘れられません(笑)
愛原実花の退団はいつ?退団理由は?
愛原実花さんが退団されたのは2010年9月です。
水 夏希さんと同時退団でした。
愛原実花さんがトップ娘役に就任したのは2009年でしたし、同期生はまだ新人公演をしているような若い学年です。
まさか同時退団を選ばれるとは思いませんでした。
退団理由としては「いちばん幸せな時に卒業したかった」そうです。
しかし、水 夏希さんの後任者選びはいろいろな波乱を呼び、宝塚史に残る事件とも言えるので、そのような事情も一部あったのかもしれません。
あるいはお父様のつかこうへいさんの闘病とも関連があったのでしょう。
舞台人の宿命で、身内が倒れても危篤でも、公演が優先となります。
もしかしたらお父様の具合が悪くなり始め、このままタカラジェンヌを続けて公演で会えなくなってしまうことを避けたかったのかもしれません。
お父様の具合がどんどん悪くなっていっても、すぐ病院に駆けつけることができなかったのはさぞかしお辛かったでしょうね。
しかし、水 夏希さんは公演中に愛原実花さんにそのような悲しいことがあったなんて全く気付かなかったとおっしゃっていました。
私情は一切舞台に持ち込まない。まだ下級生であった愛原実花さんですが、そのプロ意識は徹底されていたのですね。
本当に頭が下がる思いです。
愛原実花:結婚してる?子どもは?現在の事務所はドコ?
愛原実花さんは宝塚を退団後、すぐに女優活動を始められました。
所属プロダクションは、ホリプロ・ブッキング・エージェンシーです。
母体はあのホリプロですが、俳優さんばかりを集めたマネージメントをしている子会社のようです。
映像の仕事にも強いパイプを持つホリプロなので、舞台の他にもテレビドラマにもよく出演されています。
気になる結婚はというと…2023年4月22日に事務所から結婚を発表されました。
お相手はかねてから交際していた一般男性で、愛原さんより1歳年上。2023年の春、都内の区役所に婚姻届を提出したそうです。
卒業後もお仕事がコンスタントに入ってくる元トップスターや元トップ娘役は独身者が多い印象です。愛原さんも恋愛よりもお仕事優先かと思いきや、ちゃくちゃくと愛をはぐくまれていたんですねー。
もっとも、愛原実花さんは、退団して一発目の舞台出演となった『好色一代男』で主演を務めていた片岡愛之助さんとの交際報道が出たことはあります。
愛之助さんが交際をお認めになったので、交際は事実のようです。ただ、お2人ともお忙しかったのか、残念ながら数ヶ月で破局を迎えてしまいました。
愛之助さんは1972年生まれです。
歳の差はなんと13歳!
お父様のつかこうへいさんのことが大好きだったということからも、包容力のある年上男性がお好きなのかもしれないと思っていましたが、実際に結婚した方は1歳違いで同年代でした。
お子さんはまだで、挙式は未定。しばらくお仕事優先ということでした。
2023年の雪組100周年プレイベントのOG公演では、お腹のあたりがふっくらしたドレスを着ていらして、おめでたかな??という雰囲気でした(*’▽’)
末永くお幸せに。
愛原実花の出演舞台は?『熱海殺人事件』
ホリプロという大きなプロダクションに所属している愛原実花さん。
今も途切れることなく女優業を続けられています。
宝塚時代にお歌が課題だったことから、現在も出演作品はストレートプレイや朗読劇が主流です。
その中でも有名なものを少しご紹介します。
- 2011年『好色一代男』夕霧太夫/おしの 役
- 2015年・2016年『熱海殺人事件』片桐ハナ子/山口アイ子 役
- 2016年『グレイト・ギャツビー』デイジー・ブキャナン役
- 2018年『凰稀かなめコンサート』
- 2018年『るろうに剣心』高荷 恵 役
- 2021年『熱海殺人事件』水野朋子/山口アイ子 役
- 2022年『氷川きよし特別公演』
この中でやっぱり特筆すべきは、『熱海殺人事件』です。
これはお父様であるつかこうへいさんが作られた作品で、共演者もお父様と一緒に演劇を作り上げてきたベテラン俳優さんばかりでした。
亡きお父様が命を吹き込んだ役を演じられること、そしてお父様の仲間と一緒に作り上げることに大きな感動を抱かれたのではないでしょうか。
愛原実花の映画やテレビドラマの出演作は?『今日から俺は‼』『平清盛』
愛原実花さんは映像作品のほうにも精力的に出演されています。
こちらも代表的なものをご紹介します。
- 2012年 大河ドラマ『平清盛』統子内親王 役
- 2014年 連続テレビ小説『マッサン』野々村由紀子 役
- 2018年『今日から俺は‼』山口先生 役(劇場版にも出演)
大河ドラマと朝ドラ、どちらにも出演されていることが素晴らしいですね。
やはり確かな演技力を評価されていらっしゃるのだろうと思います。
宝塚OGが、退団後に大きな作品に出演できるかできないか、その分かれ目は「歌えるかどうか」だと感じます。
やはり舞台作品の主流はミュージカルになりますので、ストレートプレイや朗読劇のみだと小さな劇場になります。
しかし、役者の力量が試されるのはやっぱり演技力です。
客席が近い小さな劇場だと余計にごまかしがききませんので、そのような場で磨き続けてきた愛原実花さんの演技力は、きっとお父様も太鼓判を押すほどではないでしょうか。
これからの活躍も大変楽しみですね。
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