今回は、ミュージカルや舞台で活躍する女優の沙月愛奈(さつき あいな)さんをご紹介します。
沙月愛奈さんといえば、まず浮かぶのが「スーパーダンサー」!ダンススキルの求められる役は、沙月愛奈さんに任せれば安心です(^_-)-☆
沙月愛奈さんは宝塚歌劇団出身、元娘役スターです。年齢・本名、宝塚時代の代表作など、詳しくお伝えしていきます。
※分からない用語があれば【宝塚用語集】をご覧くださいね。
沙月愛奈は何期?同期は誰?退団はいつ?
沙月愛奈さんは、宝塚歌劇団2003年入団の89期です。
89期はスター「大豊作の期」でトップは3名。3名とも毎公演チケット売り切れの大人気でした。
- 明日海りお(あすみ りお)/花組トップスター
- 望海風斗(のぞみ ふうと)/雪組トップスター
- 夢咲ねね(ゆめさき ねね)/星組トップ娘役
新人公演や、外部の劇場での別箱公演で主演やヒロインを務めた方々もこんなにいらっしゃいます。
- 美弥るりか(みや るりか)/月組2番手スター
- 蓮城まこと(れんじょう まこと)/雪組スター
- 七海ひろき(ななみ ひろき)/星組スター
- 羽桜しずく(はざくら しずく)/月組娘役
- 大月さゆ(おおつき さゆ)/雪組娘役
- 白華れみ(しらはな れみ)/星組娘役
- 愛花ちさき(あいはな ちさき)/宙組娘役
他にも「別格スター」と呼ばれて毎公演で大きな役を任される方々がいます。
それが元・宙組娘役スターの純矢ちとせ(じゅんや ちとせ)さんと、今回ご紹介する沙月愛奈さんなのです。
沙月愛奈さんは2021年に入団19年目で退団されましたが、実は同期の中では最後から2番目。
専科の凪七瑠海(なぎな るうみ)さんが、2022年現在も主役級のスターとして活躍しています。
89期生の活躍ぶりはすごいですよね。同期会に潜入してみたいです(^_-)-☆
沙月愛奈の本名、年齢、身長、芸名や愛称(あだ名)の由来は?
沙月愛奈さんの本名は齋藤あゆみ(さいとう あゆみ)です。
愛称(あだ名)はそのまま「あゆみ」です。
雪組ベテラン娘役として大活躍されていましたので、ファンからは「あゆみ姐さん」と呼ばれていることが多かったですね(^_^)
ご年齢を調べてみましたが…9月28日生まれということまでしか分かりませんでした。
出身が駒沢学園女子高校、とありますので、中卒ではないことが分かります。
つまり、生年は1982年~1984年のどれかになります。
身長は160センチです。
娘役としてちょうどいい高さですね。
沙月愛奈さんという芸名の由来は、「赤ちゃんの名付け辞典」みたいなものを見て、「月」を使いたいと思っていたそうです。
そして「さつき」がいいと思い至り、芸事に縁起がいいと言われる「沙」の文字を、娘役らしく可愛い「愛奈」を選んだそうです。
沙月愛奈はダンスがうまい!相手役は彩凪翔?
沙月愛奈さんといえば、その名ダンサーぶりが有名。
子どものころから体を動かすのが大好き!その身体能力の高さから、退団した今も、アクロバットやパルクールなどにも興味があるそうですよ。
小学生の時に体操教室やダンススクールにも通い、幼少期からずっとダンス漬けの日々だったそうです。
沙月愛奈さんのインスタグラムに、幼少期のダンスコンテストの写真が見られます。一目で抜群の運動神経ということがわかります。
宝塚時代には、92期の彩凪 翔(あやなぎ しょう)さんとよく組んで踊っていた印象です。沙月愛奈さんのほうが3期上ですね。
初めてお2人が組んで踊ったのが、彩凪さんが入団初の出演『堕天使の涙(だてんしのなみだ)』でした。
この時は娘役をリフトする振り付けも入っていたそう。彩凪 翔さんが初めてリフトをした相手となった沙月愛奈さん。
初々しい彩凪翔さんに、リフトを手とり足取り教えるあゆみ姐さんの図が浮かんできます。
それからもお2人が組んで踊ることが続き、沙月愛奈さんは「翔ちゃんと組むと誰もが翔ちゃんを好きになっちゃう♪」と大絶賛されていました。
お2人ならではの大人っぽいダンスに、ファンは「今日はどんなことをしてくれるの!?」と毎回釘付けでした。
沙月愛奈の人気の理由は?代表作は?
沙月愛奈さんがファンに大きく認知された作品と言えば、2008年『ミロワール』というショーでしょうか。
当時2番手スターだった彩吹真央さんと組んで踊り、お顔も華やかで美人なので、「あの子、いいね!」と一気に認知度が高まりました。
当時の雪組で2番手娘役と言えるポジションで、彩吹真央さんと組むことが多かったのは、大月さゆ(おおつき さゆ)さんでした。
大月さゆさんもダンスが上手、他にも新人公演などでヒロイン経験のある「路線娘役」と言われる娘役さんは数名いらっしゃいました。
しかし、『ミロワール』での大きな場面で彩吹さんの相手に選ばれたのは、ヒロイン経験のなかった沙月愛奈さんでした。
これはもう間違いなく、沙月愛奈さんのダンススキルの高さゆえの大抜擢でしょう。
また、2009年『ロシアン・ブルー』ではバレリーナの役で、本気のバレエ技術を炸裂させます。
2018年の『ファントム』では従者の役。『エリザベート』の黒天使のような群舞が特徴。
男役に交じって小柄な沙月愛奈さんがひときわ目を引くダンスを見せつけます。
従者は普段の娘役さんでは見られない激しい振り付けなので、「あゆみ姐さん最高!!」と多くのファンがとりこになりました。
沙月愛奈は退団作品でもスーパーダンサーぶり!退団後も伝える娘役スキル
このように、「ダンスはお任せあれ!」という活躍を続けてきた沙月愛奈さん。
退団作品に選んだのは2021年『CITY HUNTER/Fire Fever!』でした。
ショーの『Fire Fever!』では、スーパーダンサー沙月愛奈を見せつけてくれました。
しかし、沙月愛奈さんの魅力はダンスだけではありません。「娘役芸」と言われる宝塚の娘役としてスキルもすばらしいのです。
宝塚娘役のドレスの裾捌きや身のこなしは、宝塚独特のものもあります。お化粧は自分でしますし、髪飾りやアクセサリーも自分で作ります。
娘役ならではの知識と経験は、先生からではなく上級生から教わってひとつひとつ覚えていくものだそうです。
沙月愛奈さんは、ご自身もそうした娘役スキルが高いだけでなく、そのような育成面でも宝塚に大いなる貢献をしてくださいました。
娘役は仕上がりが早い分、在団期間も短い傾向があります。宝塚に20年近くスターとして在籍する自体が貴重です。
さらに、たくさんの知識を下級生たちに伝えていってくれた、素晴らしい生徒さんでした。
沙月愛奈さんは、退団後も、舞台を観に行くといろいろ気になっちゃって、細かくアドバイスをするそうですよ。
ファンとしてもお礼を言いたいです(^^)
沙月愛奈は結婚してる?現在の近況は?事務所はドコ?
2021年に宝塚を退団した沙月愛奈さん。
まだ退団してそれほど月日が経っていませんが、現在は宝塚から引越してご実家で暮らしていらっしゃるとか。
姪っ子ちゃんも同居しているらしく、毎日ディズニープリンセスのような可愛いヘアアレンジをしてあげているそうです。
ご実家暮らしということは、たぶんまだ独身のようですね。
お仕事のほうは、特定の芸能事務所やプロダクションに所属していないようです。
出演舞台のチケット申し込みは、公式LINEやインスタグラムのDMで直接連絡するようです。
84期の未涼亜希(みすずあき)さんのコンサートには、よくゲスト出演していらっしゃいます。
元雪組3番手スターの未涼さんとは、現役時代に夫婦役を演じたりした息の合った仲です。お2人とも退団後さらに磨きがかかったダンスや歌を披露していらっしゃいます。
今後は、ダンスをもっと極めていきたいということのほかに、映像の世界やラジオにもやってみたいそうです。
また、指導の道にもご興味があるらしく、沙月愛奈さんも退団後に母校へ講演に行ったり、ダンススクールのゲスト講師として呼ばれるなどの活動をされています。
もしかしたらダンス教室などをいつか開かれるかもしれませんね。
沙月愛奈の出演舞台やテレビへの出演は?
沙月愛奈さんが退団後すぐに出演されたのは、先ほどふれた未涼亜希さんのコンサートでした。
そしてパフォーマンスグループ、DIAMOND☆DOGSの舞台『SAMBA NIGHT 2022』に出演されました。
DIAMOND☆DOGSといえばミュージカルファンにはおなじみ、芝居、歌、ダンスともに最高レベルの実力派集団です。
沙月愛奈さんは、やはり「名ダンサー」として演劇界で注目されているのですね。
この作品には、元月組スターの宇月颯(うづき はやて)さんもご出演でした。
2022年には『BUNNY GIRL 十人兎色』にご出演。なんと元星組スターの麻央侑希(まお ゆうき)さんとのW主演!なんだかちょっと色っぽい作品です。
スミレコードに守られていたタカラジェンヌが、退団してラブシーンやセクシーなシーンに挑戦するとファンは複雑な気持ちになります(笑)
次の出演舞台は元花組スターの瀬戸かずや(せと かずや)さん主演作品『Choice』で、元花組娘役の更紗那知(さらさ なち)さんもご出演。
雪組まっしぐらで駆け抜けてきた沙月愛奈さんにとっては、他組出身の元タカラジェンヌとの共演も楽しみでしょう。
まだテレビ出演はないようですね。舞台はもちろん、映像にもラジオにも育成にも挑戦したいという沙月愛奈さん。
これからどのような女優さんになっていくのか、楽しみです。
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