宝塚歌劇団月組の元娘役、晴音アキ(はるね あき)さん。
トップ路線ではありませんでしたが、スター揃いの95期の中でも安定した実力を持った人気娘役でした。
退団後には、宝塚時代以上の活躍を見せ、ファン界隈を驚かせています。
トップ路線ではなかったのでお名前をご存知ない方もいらっしゃるでしょう。宝塚時代の晴音アキさんの活躍や魅力を詳しくお伝えしていきたいと思います。
晴音アキは何期?同期は誰?成績は?
さきほどお伝えしたように、晴音アキさんは宝塚歌劇団95期生。「スターの宝庫」と呼ばれた華々しい学年です。
同期生はこんなに華やかな面々!
- 柚香 光(ゆずか れい)/元花組トップスター
- 月城かなと(つきしろ かなと)/元月組トップスター
- 愛希れいか(まなき れいか)/元月組トップ娘役
- 妃海 風(ひなみ ふう)/元星組トップ娘役
- 実咲凛音(みさき りおん)/元宙組トップ娘役
- 伶美うらら(れいみ うらら)/元宙組娘役
- 礼 真琴(れい まこと)/星組トップスター
- 朝美 絢(あさみ じゅん)/雪組トップスター
- 桜木みなと(さくらぎ みなと)/宙組2番手スター
- 水美舞斗(みなみ まいと)/専科スター
- 瀬央ゆりあ(せお ゆりあ)/専科スター
- 輝月ゆうま(きづき ゆうま)/専科スター
圧倒的なスター輩出人数です!!!
こんなメンバーの中で、晴音アキさんの成績は6番!優秀ですね~。
しかも、幼少期からタカラジェンヌを夢見てレッスンを積んできた人が多い中、晴音アキさんは中学3年生で宝塚と出会って、そこからの挑戦。
「3歳からバレエをやっています」なんて猛者もたくさんいる中で、6番という成績を修めたのはとてもすごいことです。
晴音アキの本名、年齢、身長、芸名や愛称(あだ名)の由来は?初舞台はいつ?
95期生の初舞台は、2009年の宙組公演『薔薇に降る雨/Amour それは…』。
トップスター大和悠河(やまとゆうが)さんとトップ娘役陽月華(ひづきはな)さんの退団公演でもありました。
音楽学校時代の95期生はあまりに仲良しこよしでライバル意識が低く、「95期からスターなんて誰も出ない」と講師の先生がたには叱られてばかりいたそうです(笑)
それがこんなに大活躍することになるなんて、「努力とポテンシャルの期」と言えますね。
晴音アキさんの本名は、立川晴之(たちかわ はるの)さんです。一見男性の名前に見えてしまいますが、凝った素敵なお名前ですよね。
本名から、愛称は「はーちゃん」です。
芸名の由来は、本名の「晴」から、ということは分かりますが、他の詳しい由来については特に語ってくれたことはないようです。
生年月日は1989年10月19日、身長は160センチです。
娘役としてもやや小柄。お顔立ちも小動物っぽくてかわいらしいですね。
続いて、実力派といわれた現役タカラジェンヌ時代の足跡を見ていきましょう。
晴音アキ:歌唱力/ダンス/芝居の実力派!宝塚時代の代表作やエピソードは?
晴音アキさんの実力はというと、特に「歌の人」という印象が強いですね。
お芝居でもショーでも、歌唱ソロのある場面を晴音アキさんに任せていることが非常に多くありました。
しかし、本公演での単独エトワールは一度のみなんです。入団当初から「すごく歌の上手い子が入ってきた!」というより、少しずつ実力をつけていったように思います。
やはりこの辺も「努力家」の影が見えますね。
歌もダンスも芝居も「何を任せても安心」というタイプの娘役さんではないでしょうか。
お顔立ちも娘役さんらしくキュートなので、どんな場面にも馴染むところも強みでした。
実力が安定しているせいか、新人公演ではベテラン上級生が演じている役がまわってくることが多かったですね。
また、歌の実力を買われてディナーショーへの出演も多くありました。
憧れていた上級生は、元宙組トップスターの陽月 華(ひづき はな)さんだそう。憧れの上級生の退団公演が自分の初舞台公演だなんて、幸せな巡り合わせですね。
スーパーダンサーであった陽月さんに憧れていたということは、晴音アキさんとしてはダンサーになりたかったのかもしれませんね。
スター路線の娘役さんはもちろん重要ですが、晴音アキさんのように「どの場面でも安心して任せられる」「どんな場面でもしっかり馴染む」というのもまたひとつの才能です。
独自の世界観がある宝塚の舞台を成立させる上で、非常に重要な立ち位置ではないでしょうか。
晴音アキの実家は出光?退団はいつ?理由はなぜ?
晴音アキさんは、「お嬢様学校」と言われる東洋英和女学院の出身ということもあり、ご実家が裕福なのでは?という噂もありました。
中には、あの「出光」の令嬢だ、なんて噂も。
しかし、確かめようもないことですので、あくまで噂の範囲を出ません。
晴音アキさんに限らず、タカラジェンヌはご実家が裕福な人が多いのは事実です。
晴音アキさんの退団公演は、2022年の『グレート・ギャツビー』。このとき、晴音アキさんは入団14年目ですので、娘役さんとしては長く活躍されたほうではないでしょうか。
老け役や大胆な役ができるような個性の娘役さんは、長く在団してくれるパターンもあります。しかし、多くの娘役さんは入団10年前後で退団を選択します。
晴音アキさんは組を支える重要な実力派だったので、長く在籍してほしかったところです。でも、老け役をやるにはちょっと可愛らしすぎましたかね。
ご本人もご自身の個性や、退団後のセカンドキャリアを考えた時に、「今かな」と感じたのかもしれませんね。
退団後はその判断通り、「退団してから輝くタイプだったのか!」ということが証明されていくことになりました。
晴音アキ:現在は?事務所はどこ?舞台アンサンブルで大活躍
宝塚を退団後、芸能活動を続けるかどうか悩んでいたという晴音アキさん。
しかし、退団後すぐに開催したコンサートでファンが喜ぶ様子を見て「これからも舞台で挑戦を続けたい」と決意。
その数か月後にEnvision Nextage(エンヴィジョンネクステージ)というプロダクションに所属します。
Envision Nextageには、驚くほど大勢のタレントが所属しています。そしてそのほとんどが舞台人。
主役級を務める舞台人というよりは、いろいろな作品のアンサンブルとして支えることのできる舞台人が主に所属しているようです。
まさに晴音アキさんにもぴったりの事務所です。ちなみに、晴音アキさん以外に宝塚OGはまだ所属したことがないようです。
そしてここからが晴音アキさんの本領発揮と言っていい時代に!
他の宝塚OGのSNSへの登場率はOGの中でもトップクラスではないでしょうか!
「ここにもはーちゃん!」「ここにも!」「またはーちゃん?!」と思うほど、とにかく大勢のOGから非常に愛されているようです。
仕事でもプライベートでも、とにかくいろんなOGのSNSに出まくっています(笑)
宝塚時代はスター路線ではなかっただけに、「晴音アキさんってこんなに活躍してたっけ?!」と驚いている宝塚ファンも多いのではないでしょうか。
晴音アキ:結婚は?宝塚OGピカイチの活躍の理由はなぜ?
晴音アキさん退団後の大活躍。これはきっと「歌もダンスもなんでも頼める」ことと、「一緒に仕事がしやすい、人あたりのいい性格」だからだと推察します。
公式サイトのバイオグラフィー欄には掲載がありませんが、退団後にOGに招集されて出演した舞台はこんなに!
- 留依まきせ ディナーライブ
- 越乃リュウ バースデーランチショー
- 美弥るりか ディナーショー
- 越乃リュウ クルーズショー
- 瀬奈じゅん コンサート
もちろん月OG上級生が多いのですが、留衣まきせさんは97期なので後輩。しかも元宙組なので、組も違います。それなのに「はーちゃんに出てほしい」と思わせるだけの才能をお持ちの晴音アキさん。
これ以外にも、OG公演にもひっぱりだこです。かつてのレジェンドたちが大集合して大変な賑わいを見せた『ベルサイユのばら50』には、主要キャストのロザリー役で出演しました。
宝塚100周年のときにトップスターとして活躍していた面々が再び集まるゴージャスなショー、『RUNWAY』にも出演予定です。
宝塚時代よりも退団後のほうが活躍の場を広げるOGさんは非常に珍しいと言えます。
実力の高さはもちろんですが、やはり晴音アキさんの人柄が「仕事を頼みたい」とOGに思わせるのだろうと思いますね。
ちなみに、ご結婚の報告はまだのよう。今はとにかく仕事が楽しくて仕方ない!という風に見えますね。
今後もOG公演の強力な助っ人として大活躍をしてくれそうですし、外部の舞台人たちとの新たな共演も楽しませてくれそうですね。
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